■注目の実力派俳優が続々と登場!
自由民権運動で知られる板垣退助には、渋川清彦(44)。多くの映画、ドラマで名脇役として活躍する彼は意外にも今回が大河ドラマ初出演だが、今年だけでも『パンク侍、切られて候』などの注目映画に10本以上出演している、超売れっ子だ。吉之助とともに征韓論を主張し新政府と対立するシーンなど、見どころもたっぷりありそうで、その演技が楽しみだ。
そして、大隈重信役の尾上寛之(33)も、なんともすてきな配役だ。子役時代から活躍し、『カーネーション』、『ひよっこ』など、連続テレビ小説にも計7作、出演している。大河も今回で3作目と、NHKの秘蔵っ子ぶりがハンパない彼は、近年、演技派俳優に成長している。明治政府の要人で、のちに総理大臣にまでなる大隈重信をどう演じるのか注目したい。
彼ら以外にも井上馨に忍成修吾(37)、江藤新平に迫田孝也(41)と、好演が期待できる俳優が続々とキャスティングされている。維新は小栗旬、遠藤憲一(57)など超がつく豪華メンバーだったが、明治はシブい実力派俳優たちのオンパレードとなりそうだ。このドラマの本当の見どころは、維新ではなく明治なのかも? 『西郷どん』は、この秋以降も目が離せないドラマになりそうだ。(ドラマライター・半澤則吉)
※画像はNHK『西郷どん』番組公式ホームページより