安倍晋三首相
安倍晋三首相

 いよいよ9月20日に迫った自民党総裁選。安倍晋三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちは、安倍氏の圧倒的優位が伝えられている。ところが現在、SNS上では安倍氏にまつわる過去の選挙妨害疑惑が、「ケチって火炎瓶」などという言葉で“炎上中”なのだ。この“疑惑”をスッパ抜いた、ウエブマガジン『アクセスジャーナル』の山岡俊介編集長に話を聞いた。「1999年の下関市長選で、安倍首相の事務所側は子飼いの現職を当選させるため、対立候補への選挙妨害を、反社会勢力につながるK氏に依頼したのが発端です」

 結果、安倍首相が推す候補が当選となった。「ところが、安倍氏の事務所側は妨害の見返りを約束しながら、それをケチったことから、K氏が激怒し、反社会組織の組長らと安倍首相の下関の自宅などに火炎瓶を投げ込んだんです」(山岡氏)

 2003年にK氏らは逮捕されたが、「その判決文には、安倍首相の事務所側が選挙妨害をK氏に依頼し、見返りをケチったために自宅に火炎瓶を投げ込まれた」という経緯が記されている。「主犯のK氏は、放火未遂で13年の刑期を終え、今年2月に出所。私に、“安倍氏の事務所側から選挙妨害の依頼を受けた”ことを裏づける証言をしました。当時の安倍氏の地元筆頭秘書が署名・捺印している証拠文書も入手しています」(前同)

 今年7月17日の参議院内閣委員会では、山本太郎委員が、山岡編集長が告発したこの事件を取り上げた。「カジノ法案が審議された際、“法案成立には反社会勢力の資金源にならない”ことが必須条件でした。しかし、最高責任者である安倍首相の事務所側がそうした人物に選挙妨害を依頼していたとなれば大問題。カジノ法案を止めるか、安倍首相が辞任するか、2つに1つと山本氏は迫ったんです」(同)

 安倍首相は「我々は被害者だ」と答弁し、カジノ法は7月20日の参院本会議で、多数決で成立した。「この件では、安倍氏本人も強調するように、自宅や昭恵夫人の自家用車も燃やされた安倍氏が被害者なのは間違いありません。しかし、この“ケチって火炎瓶”騒動は、政治家の資質そのものが問われる重大疑惑で、それに時効などない」(同)

 さらに続けて、「安倍氏のような政治家が3度も首相になるようなら、日本にとってマイナス以外の何ものでもありません」

 この騒ぎは国内にとどまらず、「すでにSNSを通じて、この問題は拡散しており、非政府組織の『国境なき記者団』が、〈首相と反社会勢力との関係〉を調査する山岡氏を取り上げるなど、世界中の関心の的となっています。安倍首相は、この問題に対して、しっかりと説明責任を果たすべきですよ」(全国紙政治部記者)

 世界が注目するこの“疑惑”。火炎瓶だけに、さらなる“炎上”が予測される?

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