マルチに活躍するタレントのウエンツ瑛士(32)が、今年9月いっぱいで、芸能活動を休止、10月から本格的にミュージカルを勉強するために、ロンドンに留学する。その決断の裏に小栗旬(35)の存在があったことが分かった。
ウエンツはMCを務める8月29日の『火曜サプライズ」(日本テレビ)の生放送の終盤、「10月からロンドンに留学することになりました」と発表。理由について、次のように説明した。
「3年前に自分がいつかイギリスのロンドンで舞台に立ちたいという夢を持ち始めて、日本にいながらその夢に近づくための方法なり努力をこの数年重ねてきたのですが、日に日にそのイギリスに行って勉強したいという気持ちが強くなりました。たとえ誰かに迷惑をかけても、達成したい夢であると自分の中で確認できましたし、それ以上の恩返しをするという覚悟ができましたので、今回留学するという決断をしました」
ロンドンへの留学予定期間は一年半。ウエンツは「帰って来てから思い切り日本で暴れまわりたい」と、復帰後のビジョンを語っている。芸能記者が解説する。
「日本の芸能界は椅子取りゲームのようなもの。一定期間テレビに出ないということは、その席を奪われる危険性がある。『火曜サプライズ』以外にも、『スッキリ』(日本テレビ系)のコメンテーターや、『世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!! 視察団』(テレビ朝日系)など安定したレギュラー番組を持つウエンツですから、今回の留学は相当重い決断でしょう」
■ウエンツ瑛士がしびれた小栗の助言「このままでいいのか!?」
実は、今回のウエンツの決断には、ある人物のアドバイスが大きく影響しているという。それが若手俳優のリーダー的存在である小栗旬だ。
「小栗旬は、綾野剛(36)や山田孝之(34)、岡田将生(29)に菅田将暉(25)など、今をときめく俳優を集める“小栗会”のリーダーですが、ウエンツ瑛士もそのメンバー。ウエンツは特に小栗と仲が良く、家族ぐるみでしょっちゅう飲む仲なんです」(前出の芸能記者)
人気俳優が集まる小栗会において、ウエンツ瑛士は“畑違い”の感もあるが、もともとウエンツはミュージカル俳優志望。そのことを知る小栗は、長くウエンツの背中を押し続けていたという。
「マルチな活躍をするウエンツですが、本人が最も力を入れたいと考えているのは俳優業。ところが、現実的には、せいぜい年に一回の舞台をこなす程度。なまじ番組を仕切る能力があるばかりにテレビ局に重宝されていますが、ウエンツの俳優としての才能を“もったいない”と感じていた小栗は、“おまえは、どうするつもりなんだ、このままでいいのか!?”と会うたびに話していたそうなんです」(前同)
小栗からのそうした助言に背中を押され、ウエンツはロンドン留学を決意。幼少期からモデルとして活躍し、テレビにも出ずっぱりだったウエンツ瑛士がしばらくテレビから姿を消すのはさびしいが、彼が下した決断が吉と出ることを願うばかりだ!