和田アキ子
和田アキ子

 健康な体を突如、襲う奇病や難病の数々。芸能界には、そんな病に侵されながらも、見事に克服したタレントが少なくない。

 難病といえば、有名なのが2018年9月にタッキー&翼を解散し、病気の療養のためジャニーズ事務所を退所すると発表した今井翼だ。今井は長くめまいや吐き気を繰り返す“メニエール病”と闘っていたが、18年3月に症状が再発。出演予定だった番組や舞台を降板した。

 事務所を退所し、今後の活動は白紙状態としていた今井翼だが、「自分の心身が健康な状態になってから考えたいと思いますので、その時がまいりましたらあらためて皆様にご報告できるように頑張っていきたいと思います」と文書でコメントしていたので、症状が落ち着いたら復活する可能性は高そうだ。

 難病を克服したのが、2016年下半期の連続テレビ小説べっぴんさん』(NHK)でヒロインを務めた女優の芳根京子だ。同作の発表会見で芳根は、中学2年生のときに“ギランバレー症候群”という難病を患い、両手両足に力が入らなくなる症状のため、約1年間にわたって学校へ通うことが難しい時期があったと明かした。

 その当時について芳根京子は「少ない可能性ですが、この病気で亡くなった方もいると聞いて、そこから命の重さを自分で実感しました」と振り返ると、「難病とはいわれているけど、自然に治る病気。今は完治してる」と笑顔で明かし、ファンを安心させていた。

 一方、難病“シェーグレン症候群”と闘い続けているのが、歌手の和田アキ子。16年11月19日放送のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)で和田は、10月22日の放送回で口の中が乾くなど持病の症状の話題になったところ、医薬品メーカーから口の中の乾きを緩和するケア商品が送られてきたと語った。こうした気遣いに感謝しつつ、「私の症状はお気になさらないでください」とリスナーに呼びかけた和田は「お薬とかそうじゃなくて。できれば地域名産とか。口に入るものを(送ってほしい)」と冗談を飛ばしていた。

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