織田裕二(左)と鈴木保奈美
織田裕二(左)と鈴木保奈美

 9月14日から、伝説の連続ドラマ『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)の再放送(28日まで)が始まり、大きな話題になっている。

「『東京ラブストーリー』は、27年前に放送され、社会現象にまでなったトレンディドラマ。主演を、当時まだ20代の鈴木保奈美(52、赤名リカ役)と織田裕二(50、永尾完治役)が務め、全11話の平均視聴率は22.9%、最終回は32.3%という高視聴率を叩き出したフジテレビの月9を代表する作品です」(女性誌記者)

 今回、『東京ラブストーリー』は14年ぶり7回目の再放送になるが、「これは、10月8日から始まる織田裕二が主演し、鈴木保奈美も出演する月9ドラマ『SUITS/スーツ』の番宣を兼ねています」(前同)というが、どうやら、視聴者の注目度はまだ、27年前の名作のほうにあるのかもしれない。

 そこで今回本サイトでは、「“東ラブ”(『東京ラブストーリー』のこと)は余裕で100回以上見てます」と話す“東ラブマニア”の主婦・青名カリさん(40・仮名)に「思い出すだけで今でも胸がドキドキする」という名シーンを挙げてもらった。ちなみに青名さんは、好きな男性のタイプは永尾完治、憧れの女性は赤名リカ、嫌いな女性は関口さとみ(有森也実が演じた)。嫌いな髪型はしめ縄みたいな三つ編み。嫌いな食べ物はおでんだというが……。

■4位 第3話の「こーーーーーーーーーーのくらい、好きだ」

 完治が落ち込むリカに対し、“好き”という気持ちを伝える場面。橋の上で叫びながら走る織田裕二が最高です。東京ラブストーリーの中でも一番有名なシーンだと思います。ちなみに、このやりとりにつながるきっかけとなったのは、中山秀征演じる渡辺が、会社でリカと完治の悪口を言ってたことなのだけど、そのとき、リカが渡辺をビンタしながら放った「今ここが崖っぷちだったら、あなたの背中を押してたわよ」も名言です。

■3位 第1話の「ずっちーな」

「ずっちーな」という語感、織田裕二の表情、すべてが完璧。この、「ずっちーな」発言が出る寸前の2人が別れる際のやりとり、「寝坊しないように」(リカ)、「目覚ましかけて」(完治)、「毛布にくるまって」(リカ)、「いい夢見て」(完治)、「カンチの夢でも見ようかな」(リカ)のやりとりからの、いつまでたっても帰れないから、せーので後ろ向こう(で、リカだけ後ろを向かない)という流れも最高。そして「ずっちーな」を挟んでリカからのキス&告白。まさに、ラブストーリーは突然に、というのを体現した、完璧な第1話の締めシーンです。

■2位 第9話の「行かないで。好きなの」(関口の手におでん鍋)

 ロサンゼルスへの転勤話に迷うリカと直接話をするために家を出ようとする完治。そこに、完治が食べたいと話していたおでんを手作りし、鍋ごと持ってきた関口が現れる。完治は悩んだ末に、リカよりも関口を選び、関口を抱きしめてしまうんです。

 名シーンだなんてけして言いたくないんだけど、27年、思い出すだけでなんとも言えない感情を幾度も湧きあがらせられたと思うと、とてつもない力を持っているシーン。どんなに温厚な人間でもこの場面を見たらはらわたが煮えくり返るし、人を嫌いになったことがない人でも、このときの関口だけは許せないと思う。あの、しめ縄みたいな三つ編みヘアー女は、全女性の敵です!!

■1位 第4話の「屋台ごと持ってく!」

 完治とリカが公園で語り合う稀代の名シーンです。完治の「屋台ごともってく!」の前後は、「夜中にさみしいとき、飛んで来てくれる?」(リカ)、「飛んで来る!」(完治)、「ヒマラヤのてっぺんから電話したら、迎えに来てくれる?」(リカ)、「迎えに行く!」(完治)、「温かいおでん持って来てくれる?」(リカ)、「屋台ごと持ってく!」(完治)、「ビートルズのコンサートうちで開きたいと言ったら?」(リカ)、「連れてくる!」(完治)、「ジョンはどうするの?」(リカ)「俺が代わりに歌う!」(完治)、「魔法を使ってこの空に虹かけてって言ったら?」(リカ)、「それはできないかもしれないけど……」(完治)、「じゃあダメだ」(リカ)、「でも魔法だったら使える」(完治)、「どんな?」(リカ)……ブチューーーーー!!! というやりとり。

 東ラブの醍醐味であるセリフのやりとりの小気味良さと、完治とリカが両想いになった瞬間の幸せが詰まってる、『東京ラブストーリー』全編の中でも屈指に見ていて気持ちのいい場面。後々振り返ってみると、完治とリカが何の憂いもなくハッピーな関係でいられたのは、この第4話の終わりから、次の第5話の序盤の温泉旅行に行く所までで、それ以外は魔の関口が何かとやらかしているので、ただただ幸せな気持ちでいたい人はこのシーンを繰り返し見ることをオススメします。

 気づいたら織田裕二がらみのシーンばかりになっていましたけど、他にも、通勤途中でお天気占いをしようとしてリカが靴を木に引っかけるシーンとか、リカのセリフ「第一のコース、赤名リカ! おやすみなさ~い!」とか、完治のセリフ「こんな時間に元気なのは、君とコンビニぐらいなもんだよ」とか、別れの駅にくくりつけられたハンカチの「バイバイ カンチ」とか、『東京ラブストーリー』には、名言&名シーンが「こーーーーーーーんくらい」てんこ盛りなんです。だから、27年たっても脳内シナプスに刻み込まれまくっているんでしょうね。もし、万が一まだご覧になられていない方は、ぜひ一度見ていただいて、“東ラブ”ラブを語り合いましょう!

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