京都のタクシー運転手が教えてくれた5つのことの画像
京都のタクシー運転手が教えてくれた5つのことの画像

 日本のみならず、海外からも圧倒的な人気を誇る国際観光都市・京都。春夏秋冬を問わず、とにかく名所だらけの京都だが、今回は、最も身近な観光案内人であるタクシー運転手さんたちに話を聞いてみた。

■1 京都で一番おススメのおみやげは?

記者(以下=記)「京都、たくさんおみやげがあると思いますけど、一番のおススメはなんですか?」

運転手さん(以下=運)「うーん、それこそ数え切れないほどありますからねえ……。みなさん、よく買われるのは生八つ橋とちゃいますか?」

記「生八つ橋……たとえば、運転手さんが東京に行くとき、持って行くのはなんですか?」

運「ああ、それなら、阿闍梨餅ですかねえ……」

記「阿闍梨餅! 聞いたことあります!」

運「あとは、鍵善良房さんの鍵もち」

記「鍵もち! 聞いたことないです!」

運「あとはお漬物、金平糖。京都駅の伊勢丹でいろいろ売ってますんでね」

 ということで、阿闍梨餅を買いに京都駅に行きましたが、朝から行列ができていて、ギリギリ買えました。写真はこちら。

 めっちゃウマイ! ちなみに、東京でも三越や伊勢丹で買えるとのこと。それでも、めちゃめちゃウマイ!

 鍵もちも買いました。おそろしくウマイ! 簡単にいうと、きなこをまぶした求肥ですが、宇宙的な柔らかさと溶ける感じは比類なし! 「東京では買えんと思います」(運転手さん)とのことなので、京都みやげ感は200%ありますね。

■2 京都で一番の寺は?

記「運転手さん、一番好きなお寺ってどこですか?」

運「うーん、それこそ数え切れないほどありますからねえ……。一番って言われても……」

記「そこをなんとか」

運「行ったことがないなら、お客さんを連れて行くのは金閣寺ですねえ。やっぱりインパクトありますから。銀閣寺連れていっても、うーん、ってなりますね(苦笑)」

記「運転手さんがお好きなのは?」

運「やっぱり静かなとこがええですね。清水さんとかはもう、人ばっかりで(苦笑)」

記「静かなところというと?」

運「いまやったら、大原のほうですか。三千院とか、あとは寂光院」

記「寂光院」

運「そうです。あの、戦争でね、息子さんを亡くされた……」

記「ああ、戦争で」

運「建礼門院さんが入られたお寺さんで」

記「(戦争って、壇ノ浦の戦い……)!」

「京都の人の戦争は応仁の乱を指す」と聞いたことがありましたが、源平まで遡るとは歴史が違う。

■3 祇園は歩行者天国ではない

記「祇園の道、石畳で雰囲気あっていいですね……」

運「(食い気味に)石畳ちゃいます。アスファルト! 石畳に似せてアスファルトで舗装してるんです。これがね、観光客みんな歩行者天国おもてるんです。ほら、道の両端、色がちょっと変わってるでしょ? 変わってるんです。あそこが歩道で真ん中は車道なんです。でも、ちょっとだけしか色違わないから、みんな真ん中歩いてますね」

記「ホントですね」

 たしかに歩行者天国感はものすごい。間違っても仕方ない!

■4 京都駅の表面は京都の街並みの格子を表している

運「あの駅のデザインもね、もっと激しい案もあったらしいです。できたときはいろいろ言われましたけど、もう言う人はいませんね。ちなみに、あの格子は京都の街並みを表してるらしいですよ」

■5 烏丸通から京都駅に向かってくると京都タワーが駅の壁面に映る

運「あれ見てください。京都タワーが反射して駅に映ってるんです」

記「あ! ほんとだ!」

 ということで、京都のタクシー運転手さんが教えてくれた5つのこと。何かのお役に立てば幸いです。

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