林修先生
林修先生

 9月23日放送の『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)で、MCを務める予備校講師でタレントの林修氏(53)が、情報化社会における生き方について語った。

 この日の番組冒頭、林修氏は「ギブ&テイクは古い! ギブギブギブギブギブ&ギブがちょうどいい」と主張。今回のテーマは「今の時代は見返りを期待せず人に与え続けることで、より大きなモノを得られて得をする」というもので、林氏によると、アメリカの社会学者やさまざまな大学の研究で、「ギブすればするほど、得をするという結果が出ている」という。

 ここで林氏がゲスト出演していたV6の岡田准一(37)に、ジャニーズの後輩にギブをしているか質問。岡田は後輩に一発ギャグをプレゼントしていると言うと、レギュラー出演者であるSexy Zoneの中島健人(24)を指名して、一緒に“お相撲からのセクシー”というギャグを披露し、出演者たちの笑いを誘っていた。

 その後、番組が出演者たちにした、「自分が持っている情報をどれぐらい人に教えますか?」という事前アンケートの結果を紹介。この中で情報を教えないと回答したハライチ澤部佑(32)が「(情報を)自分だけ知っておいて、自分だけやってればカッコよくないですか、そっちのほうが」とニヤついたのだが、林修氏は「自分だけ知っていれば得だっていうその考え方は、間違いなく今の情報化社会においては時代遅れです」と澤部を批判した。

 その理由について、林修氏は「情報がこんなに発達している社会において、(情報を)多少隠したところで、どうせ誰かがすぐ言うんですよ。たとえば、人に教えたくないようなすてきなレストランがあるとしても、隠しておいたところで、誰かが必ずネットに上げる」と説明。さらに「だったら誰よりも早く、自分が発信してしまったほうがいい」と言い、そうすることで自分に対し「あの人の情報は正確だね」「物知りだね」「親切だね」という良い評価がなされると指摘した。

 林修氏は続けて、注目しているというIT評論家の尾原和啓氏(48)のエピソードを紹介。尾原氏が毎朝、最低でも20人の知人にオススメのニュースをピックアップしてメールで送っている話を聞いた岡田准一が「大変そうですけどね」と驚きの声を上げると、林氏は「そんなことやって、なんの見返りもないじゃないかって思いますよね? でも、そうではない」と反論。尾原氏の行動について、林修氏は知人に合ったニュースをチェックすることで結果として20人分の視点を持つことになり、自分にとっても有益であると説明すると、「あげることによって、自分がどれだけ得ているか」「僕は素直に完敗だと思った」と尾原氏を絶賛していた。

 尾原氏の考えを、いつも以上に熱く語る林修氏の姿が印象的な放送だった。これまでもさまざまな知識を視聴者にプレゼンし続けてきた林氏には、“ギブ”を推奨する尾原氏の考え方に、人一倍、共感できたのだろう。

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