松本人志(ダウンタウン)
松本人志(ダウンタウン)

 9月22日、コント日本一を決めるコンテスト『キングオブコント2018』(TBS系)が放送された。その中で、お笑いコンビのチョコレートプラネットの披露したコントが「かまいたちのネタに似ているのでは」という指摘が、ネットで話題になったようだ。

 この日の1stステージで、チョコレートプラネットは、松尾駿(36)が何者かに監禁された役を、監禁した謎の男を長田庄平(38)が演じるという設定のコントを披露。

 松尾が目を覚ますと、知らない場所で椅子に座らされており、「なんなんだよ!」「ここどこだ!?」と大パニック。一方、長田は松尾を監禁した張本人で、仮面で顔を隠し、怪しいマントを身に着けた怪人風のコスチュームでモニターに登場。そしてモニター越しに話しかけ、松尾の置かれた状況や、脱出するためのルールを説明しようとするが、パニック状態の松尾が聞く耳を持たないというストーリー展開。

 まるでモニターに映る長尾に気づかないように、まったく話を聞こうとせず「ここはどこだ?」「教えろ!」と大声で連呼する松尾に、業を煮やした長田は「群馬県の山です」と、自ら監禁場所を告白。さらに、長田演じる謎の男が「私の名はジャグジー」とミステリアスな名を名乗ろうとするが、松尾は「誰なんだよ!」と叫び続け、またしても話を聞こうとしない。すると長田は「スズキ! スズキタケシ!」と名乗ってしまうという流れだった。

 このように最初は悪人風の冷静な態度をとっていた長田演じる謎の男が、松尾の取り乱しぶりに翻弄され、「いったん落ち着こう」「今説明してるから」となだめる側に回るというコントだった。

 このチョコレートプラネットのコントは審査員に高評価され、478点を獲得。1stステージの最高得点を叩き出し、この段階では、優勝したハナコの464点を大きく上回っていた。

 しかし、このチョコレートプラネットのコントは、お笑いコンビのかまいたちが、過去に披露したネタと設定が酷似しているとの指摘が続出。ネット上には、「このネタ、前にかまいたちが披露したのに似てる」「チョコプラのやつ、かまいたちの持ちネタと設定そっくりだね」など、ネタの類似点に注目するコメントが多数上がった。

 そのかまいたちが『キングオブコント2016』で披露したコントは、山内健司(37)が椅子に縛られ、監禁されているというシチュエーション。そして監禁した濱家隆一(34)演じる謎の男は、仮面で顔を隠しており、黒いマントを身に着けていた。

 このかまいたちのコントでは、濱家演じる謎の男のほうが、無言でひたすら手品を見せるだけで意思疎通が図れず、終始2人は噛み合わないという展開で、確かにコントのシチュエーションや設定、衣装など、類似点は見受けられた。

「今回、設定が似ていると指摘されたチョコレートプラネットのコントですが、そもそも監禁をモチーフにしたコントは、比較的ポピュラーです。過去にお笑いコンビの“磁石”が披露した監禁コントも秀逸で、お笑いファンの間では話題になりましたね。それに、もし本当にかまいたちのネタをまねたということであれば、さすがに同じ審査員が評価する『キングオブコント』のステージで披露するとは考えにくいですね」(テレビ誌ライター)――今回の審査員からの高得点を見れば真相は明白!?

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