※画像はイメージです
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 5月24日に急逝した“紀州のドン・ファン”こと資産家の野崎幸助さん(享年77)。この怪死から4か月、事件はいまだ解決していない。

 和歌山県警などによると、24日午後10時半ごろ、野崎さんが自宅寝室のソファで倒れているところを妻のSさん(22)が発見、その後死亡が確認された。遺体に外傷はなく、胃などから致死量に達する覚醒剤の成分が検出されたことから、死因を「急性覚醒剤中毒」と発表した。

 遺体には注射痕がないこと、野崎さんに多額の資産があることなどから、第一発見者の妻のSさんと、家政婦のTさん(66)に疑惑の目が向けられた。

「事件当初、県警が6月2日~3日にかけて、妻Sさんと家政婦の自宅を殺人容疑で家宅捜索したこともあり、妻か家政婦、またその二人の共犯による遺産目当ての殺人ではないかとの臆測が飛び交い、妻と家政婦の二人を容疑者扱いするような報道もありました」(夕刊紙記者)

 事件はすぐに収束するかと思われたが、あれから4か月、いまだ犯人は特定されていない。

「事件当初、妻のSさん、家政婦の自宅、野崎氏が経営する会社など、県警による家宅捜索は5か所で行われ、野崎さんの会社の従業員は全員、尿検査を受けさせられるなど、捜査対象の範囲が広がっているようです。交際クラブを介して関係を持った女性、また野崎さんに女性を紹介した人物なども事情聴取されています」

 現在、田辺市に住む妻のSさん、銀座のスナックで働く家政婦さんともに、24時間態勢で当局の監視下にあるという。

「事件概要から、妻と家政婦が捜査対象から外れることはない。死因のシャブの入手経路についても捜査は難航している。シャブも自分で飲んだのか……飲ませたとしても、それを実証するのは相当難しい」(事情通)

 世間が注目する事件だけに、和歌山県警としても早期解決を目指したいところ。捜査員の中には9月にお盆休みをとった者も多く、10月からは再度、捜査が本格化していくという。年末までに、真犯人にたどりつけるか。事態を見守りたい。

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