清原果耶
清原果耶

 10月5日、東京都内で開催された映画『デイアンドナイト』(2019年1月公開予定)の完成報告会見に、プロデューサーを務めた俳優の山田孝之(34)をはじめ、主演の阿部進之介(36)、監督の藤井道人氏らが出席した。

 この席上、山田が大絶賛したのが、同作のヒロイン役に起用された若手女優の清原果耶(16)。山田は「役柄のキャラクターを瞬時にくみ取ることができるし、専属契約を結びたいくらい」と、清原の演技をベタ褒めした。

 清原は山田自らがオーディションでヒロインに抜擢。オーディションで清原の演技を見た山田は、「圧倒的に(ヒロインの)奈々だった」と、喜びのあまり泣いてしまったのだという。

 そんな清原は、「アミューズオーディションフェス2014」のグランプリ受賞をきっかけに芸能界入り。2015年、ファッション雑誌の専属モデルを務めながら、NHKの朝ドラ『あさが来た』で女優デビューを果たした。

「デビューからたった3年しかたっていませんが、女優としての成長ぶりは目を見張るばかり。かわいい新人女優が、あっという間に“女優・清原果耶”になっていましたね」(テレビ誌ライター)

 NHKの朝ドラで女優デビューしたという幸運が、彼女の女優人生に大きく影響したようだ。

「新人女優がNHKの朝ドラでデビューできるのは、それだけでも大変な幸運ですが、清原はそれ以降もNHKの作品にコンスタントに出演しています。大河ファンタジー『精霊の守り人』シリーズでは、綾瀬はるか(33)が務めた主人公バルサ役の少女時代を演じていますし、今年は『透明なゆりかご』で初主演も経験。ある意味、清原は“NHKの秘蔵っ子”ともいえる存在で、NHKを舞台として着実にキャリアを積み上げていますね」(芸能記者)

 特に、『透明なゆりかご』は作品としての評価が高く、清原の演技も評判となった。この作品は、産婦人科医院で起こるさまざまなドラマを追う物語で、清原はアルバイトの看護助手として働く高校生・アオイを熱演した。

「共演した瀬戸康史(30)、原田美枝子(59)、水川あさみ(35)といった先輩たちに、堂々と渡り合う圧倒的な演技力で、多くの視聴者を感動させました。最終回のラストで、彼女は正式に看護師となって初めてナース帽をかぶるんですが、これがものすごく似合っていたんですよ。初主演作品を演じ切って女優としてひとり立ちしたかのようで、清原さんとダブるものがありましたね」(前出のテレビ誌ライター)

 清原果耶の演技で、特に高い評価を得ているのは「泣き」の演技なのだという。

「流れの中でごく自然に涙を流せるのが彼女の強み。『透明なゆりかご』でもそれを証明しましたが、映画『3月のライオン』では、涙を流しすぎて脱水症状になった、というエピソードがあるほど。しかも、そんな高い演技力に加えて、透明感というか、独特の存在感もちゃんと持ち合わせている。それで今まだ16歳かと思うと、今後どこまで成長するのか、末恐ろしいくらいです。ポテンシャルは計り知れませんね」(芸能関係者)

 清原果耶の才能はまだ開花し始めたばかり。このまま日本を代表する女優に育っていってほしいものだ。

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