新垣結衣
新垣結衣

 秋の新ドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系)が10月10日にスタート。“ガッキー”こと女優の新垣結衣(30)が演じる主人公、深海晶の職場や家族、恋人の設定が悲惨すぎると、初回から大いに視聴者をザワつかせた。

 このドラマは『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』(いずれもTBS系)を手がけた野木亜紀子氏(44)の脚本。誰からも愛されているが、実は身も心もすり減らしている深海晶(新垣結衣)と、一見、人当たりがよく女性にもモテるが、毒舌の敏腕会計士、根元恒星(松田龍平/35)が、本音でぶつかり合う中で傷つきながら人生に踏み出していく姿を描くラブコメディだ。

 この日は冒頭から、晶の彼氏である花井京谷(田中圭/34)のダメ男っぷりを匂わせると、翌朝、晶に社長から業務メールが何通も送られてくるシーンが展開された。パワハラな社長、ヤル気のない同僚、ボンクラな新人。さらに取引先の担当に土下座を求められたうえに、セクハラまがいの電話がかかってくるなど、晶のあまりにブラックな職場環境にツイッター上では「社長っていうかこういう同僚ムリー!  超ムリー!」「ガッキー1話目で過労死するんやないか?」という悲鳴が上がっていた。さらに「ガッキーの仕事ぶりが、社畜時代思い出して見ていてツライ」などと、自身のブラック企業体験のトラウマと重ね合わせてしまう人も。

 また、取引先の担当に晶が土下座したシーンときには、その担当が慰めるように晶の頭をポンポンしてからの撫でるというシーンも。好きでもない相手から“頭ポンポン”をされることを極度に嫌う女性は多いようで、ツイッター上には「まじで、頭ポンポンのとこ、嫌悪感で体震えたわ」「おっさんからの頭ポンポンほどきもいものはない」などと、非難する投稿が続出した。

 さらに、晶のプライベートもかなり悲惨で、父親はDV男で交通事故死。母親は父の死後、マルチ商法にハマって貯金を使いはたすと、身内を勧誘して親戚、友人関係は崩壊。結果、母親とは縁を切ったという。さらに、なかなか結婚を決意してくれない京谷の家には、元カノ(黒木華/28)がネトゲ廃人になって住み着いていて、どうやら晶はそれを知っている様子。

 これらとんでもなくハードな設定に耐えきれない視聴者は多かったようで、「前評判良かったから見てるけど、しんどすぎる。これは見続けるのつらい」「笑えないガッキーあまりにつらい。見ていたくない。水曜日なんて週の中日だし、もっとハッピーなやつ見たいんだけど、これから楽しくなるんかな」と、早くも初回で脱落しそうだという声も出ていた。

 しかし、ラストのエンドロールが流れる中、晶はいつもの清楚な雰囲気から一転してブーツと革ジャン、サングラスというクールな服装で出社。社長に業務内容の改善要望リストを突きつけて宣戦布告をした。この晶の変化は、「晶、ぶっ飛んだ服装、いいね!」「私はできなかったから、すっごいいい!」と、一転して称賛されていた。

 初回の平均視聴率は、予告編を見てコメディタッチのドラマを期待した視聴者が重すぎる展開に途中脱落したのか、11.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)と大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』には届かなかった。脚本家の野木亜紀子氏が放送後、自身のツイッターで「予想よりハードな初回だったかと思われますが」と、この結果を覚悟したような言葉の後に、「ラブかもしれないストーリーはこれより幕開けです。反乱の行く末は? 晶と京谷どうなってんの? 恒星どんな奴なんだよ! すべての答えは第2話に!」とも語っていた。視聴者を騒然とさせた初回だったが、次回からは期待通りのラブストーリーが始まるようだ。

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