■雨上がり決死隊の宮迫博之は人間ドックで胃がんが判明

 お笑いコンビ、雨上がり決死隊宮迫博之氏(48)は6年前に人間ドックで胃がんであることが判明したが、担当医師から「初期だから、まだ手術する必要はない」と言われた。しかし別の病院で診てもらうと、「(進行の早い)スキルス性胃がん」と分かり緊急手術となった。「彼はこの経験を出演番組で、“がんと診断されたら他の病院を受診してセカンドオピニオンを受けたほうがいい”と話しています」(芸能関係者)

 がんを告知されたときの気の持ちよう。これも、その後の経過を大きく左右する。58歳のときに十二指腸がんと診断された歌手の清水国明氏(68)は、医師から「手術をしても5年後の生存率は50%」と告げられた。「普通はショックだけど、僕は“5年後の命が50%も保証されてる”と思いましてね。あまり思い悩まなかったんですよ」(清水氏)

 前出の福田院長によると、「がんを告知されても悲観的にならない。こんな患者は治療経過も良い」と話す。では、どうすれば悲観的にならずにすむのか。清水氏も手術や治療の怖さはあったが、彼は、それを軽減する「手術後の楽しみ計画」を立てたという。「退院したら、まず好きなゴルフをすること。次に鈴鹿サーキットを借り切って、全開(全快)走行をする。3つ目が琵琶湖での魚釣りです」(清水氏)

 前出の竹原氏も、治療後に自分がやりたいことをノートに書きだすという方法で、ポジティブな気持ちを高めたという。がんを告知されたとき、自分の正直な気持ちや悩みを親しい人に話す。これも闘病のエネルギーになる。

 32歳で再婚した頃、子宮がんを告知された和田アキ子氏(68)は、夫に思いのたけを話して楽になった。「彼女が“子宮を摘出する”と話すと、ご主人は“君の命が一番だ”と言ったそうです。“あれが最大の救いになり闘病できた”と告白しています」(芸能記者)

 がん治療へ、どう向き合うか。前出の竹原氏は「大切なのは医師任せにせず、自分でがんを勉強して対応すること」だという。「僕が最初に治療を受けようとした病院では、抗がん剤治療を普通は2クールのところを4クールもやるというんです。これでは心身ともに持たないと判断して、すぐに別な病院に移りました」(竹原氏)

  1. 1
  2. 2
  3. 3