※画像はイメージです
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 10月7日放送の『サザエさん』(フジテレビ系)でイクラちゃんが子どもらしい行動で、周囲の大人たちをほっこりさせた。しかしその一方で、一部描写に違和感を抱いた視聴者が続出。ネット上で「作画ミスではないか?」と議論が起こった。

 この日放送されたのは「イクラの足あと」というエピソード。これは散歩の途中で、イクラちゃんが「立入禁止」とロープの張られた見知らぬ家の駐車場に入ってしまい、塗りたてのコンクリートに靴のあとをつけて遊んでしまう、というものだ。

 駐車場には見事、イクラちゃんの小さな足あとが大量に残ってしまうが、サザエやタイコが顔を青くしたのとは裏腹に、家主の老人夫婦は「まあ、かわいい足あと」と上機嫌。サザエたちが話を聞くと、どうやらその家の息子家族はフランスに転勤になっていたようで、イクラちゃんの足あとを見て2人は離れて暮らす孫娘のことを思い出したというのだ。家主はサザエたちが帰った夜にも駐車場の足あとを見に行き、「なんだかあの子が帰って来たようだな」としみじみしていたのだった。

 子どもの意外な行動から、街の人たちと仲良くなるという『サザエさん』らしいエピソードだが、SNSなどでは、この“イクラちゃんの足あと”について「おかしいところがある」と感じた人が続出した。

 というのも、イクラちゃんは半渇きの駐車場を見るなり喜んで駆け出して、真ん中まで歩いたところでピチャピチャと足を踏んでいたのだが、“行き”の足あとがあるにも関わらず、“帰り”の足あとがないのだ。

 駐車場は、サザエやタイコが手を伸ばすのも難しい広さのため、イクラちゃんは自分で歩いて戻ってきたことになる。つまり、戻るときにイクラちゃんが2メートルほどある隣家の塀をよじのぼったか、もしくは、ヒグマが巣に戻るときに追跡されないように、自分の足あとを踏みながらバックする「バックトラック」のような動きをしたかどちらかとなる。まだ喃語しかしゃべれないイクラちゃんがそのようなことができるのか。

 ネットでも不審に思った人は多く、「待って、イクラちゃんはどうやって戻ったの?」「行きはあるのに、帰りはない……イクラちゃんどうやって戻った?」「帰りの足あとがないぞ! これはコナン案件!」「まさかの作画ミスでは!?」といったコメントが殺到した。

 この日の『サザエさん』ではマスオが夜通しミステリー小説を読む、というシーンがあったが、イクラちゃんの行動のほうがよほどミステリアス。今回の“イクラ足あと事件”は単なる作画ミスだったのか、真相はいかに……。

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