第2の竹内涼真『下町ロケット』次のブレイク俳優を探せ!の画像
※画像はTBS『下町ロケット』番組公式ホームページより

 ロケット事業と人造心臓弁のガウディ。2つの大事業に携わる町工場、佃製作所で働く男たちの活躍を描いた日曜ドラマ『下町ロケット』が、3年ぶりに帰ってきた。もちろん今作も主演は阿部寛(54)。その渋く熱い演技に期待がかかるが、それ以外にも注目ポイントは盛りだくさん。ここでは第1回の放送から、見どころを振り返ってみたい。

 佃製作所のバルブシステムを使った帝国重工のスターダスト計画は、10度目のロケット発射に成功し、佃製作所の社長、佃航平(阿部寛)は帝国重工の開発者になった愛娘の利菜(土屋太鳳/23)とこれを喜んだ。しかし、帝国重工の財前(吉川晃司/53)からロケット事業が終わる可能性が高いことを告げられ、佃製作所にさらなる苦難が襲いかかる。農機具会社ヤマタニが佃製作所との契約を切り、「ダイダロス」という安さを売りにする会社と契約するというのだ。その後、佃と山崎(安田顕/44)は、農業トラクターの部品に可能性を見出し、農耕機のトランスミッション開発を立花(竹内涼真/25)らが担当することに。佃たちは新開発のバルブシステムを手に、新進気鋭の企業「ギアゴースト」のコンペに参加……という展開だった。

「やっぱり熱いな!」「見応えたっぷりの初回!」と、第1話放送の直後、好意的な意見がSNS上を埋め尽くした。初回を見てあらためてキャスト陣の豪華さに驚いたが、この豪華さは3年前にはなかったものだ。土屋太鳳は前回の『下町ロケット』当時は、連続テレビ小説『まれ』(NHK)でヒロインを演じた直後で、まだまだ今のような人気女優ではなかった。

 そして、今では“国民の彼氏”と呼ばれる竹内涼真も、『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)の出演で話題になり始めた頃。その後、『ひよっこ』(NHK)、『過保護のカホコ』(日本テレビ系)、『陸王』(TBS系)と大ヒット作で大役を務めるとは誰が想像していただろう。さらに佃の右腕である山崎を演じる安田顕(44)も、前作出演後、すっかり演技派として認知されるようになり、最近は主演作も多い。そう、『下町ロケット』は注目度の高さから、ブレイクのきっかけになるドラマともいえるのだ。

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