阪神・金本監督“電撃解任”の真相は「本社の株価下落」!?の画像
阪神・金本監督“電撃解任”の真相は「本社の株価下落」!?の画像

 今年、17年ぶりの最下位に終わった阪神タイガース。成績不振の責任を取り、金本知憲監督(50)が辞任し、後任に矢野燿大2軍監督(49)が昇格することが決定した。

 金本監督は辞任会見の中で、「最下位が決まった頃に決心した」と語っていたが、実は当人は来季もやる気まんまんで、すでに体制作りにも動いていたのだという。

「本人どころか、球団も続投を決めていたといいます。ところが、阪神電鉄本社が金本続投に難色を示した。そして、本社トップが揚塩球団社長を呼びつけて、解任を指示。それで球団社長が金本監督と会談し、急転直下で“金本辞任”という流れができたようです」(スポーツ紙記者)

 金本監督は“辞任”ではなく、本社サイドからの「天の声」による“解任”だったというのだ。それではなぜ、本社は金本続投を許さなかったのだろう。

「阪神の内外で金本批判が高まっていたこともありますが、決定的だったのが阪神親会社の株価。開幕からしばらくの間、上昇傾向だった阪急阪神ホールディングスの株価は、6月をピークとして、球団の成績とともに下がって行く一方。そして9月末に、金本監督がヤジをするファンにブチきれてつかみかかろうとする動画が、ネット上に流れたことも大きかった。そうしたことは企業イメージに響きますからね。株価が下がり続ける要因として、金本監督の存在が大きいと考えた本社が、球団の方針などおかまいなしに“金本を切れ”と命じた、というのが真相のようです」(スポーツ紙デスク)

 かつて阪神タイガースの成績は、阪神電鉄の株価を左右してきた。そして阪急グループに阪神電鉄が吸収され、阪急阪神ホールディングスとなった今も、阪神タイガースは会社の株価に影響を与える存在なのは間違いないようだ。

「ただ、株価低迷で金本監督を解任した10月10日頃を境に、さらに株価は急降下。要は株価下落の原因は金本監督だけにあるのではなく、阪神球団のビジョンのなさにあって、それに株主も辟易しているのでは」(前同)

 今年のドラフト会議が近づく中、有力候補選手から「阪神だけには指名されたくない」という声が出ているとも言われる。就任宣言後、株価が上昇している矢野新監督も今後、対戦相手以上に手ごわい“本社からの声”と“市場の数値”に悩まされることになるのだろうか。

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