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 10月1日からスタートした安藤サクラ主演のNHK連続テレビ小説まんぷく』は、コンスタントに視聴率20%台を記録し、好調をキープしている。主題歌『あなたとトゥラッタッタ♪』を歌うのはDREAMS COME TRUE。朝ドラにとっては、オープニングテーマも重要な要素で、主題歌を聞いて、かつて見た朝ドラを思い出す人も少なくないだろう。そこで今回は、2008~2018年までの10年間に放送されたNHK連続テレビ小説の主題歌で、「最も好きだった曲は何か?」を、10~50代の男女200人に聞いてみた。

 まず、第6位(5.5%)には、同率で桑田佳祐の『若い広場』とゆずの『雨のち晴レルヤ』がランクイン。

『若い広場』は、有村架純が主演した2017年度上半期『ひよっこ』の主題歌。ドラマは、戦後の高度成長期を舞台に、茨城県の奥茨城村という小さな村で、農家の娘として育ったヒロインが集団就職のため上京し、さまざまな困難を乗り越えていく姿を描いた作品。ちなみに同曲は、桑田佳祐の5枚目のオリジナルアルバム『がらくた』に収録されている。

 そして『雨のち晴レルヤ』は、が主演を務めた2013年度下半期『ごちそうさん』の主題歌で、ゆずの通算39枚目のシングル。ドラマの舞台は、明治末期~昭和期で、「食」をテーマに、東京生まれの食いしん坊なヒロインが大阪男性と結婚。関東と関西で異なる食文化をつなぎ、強い母へと成長していく物語だ。

 続いて第5位(7.0%)は、2014年度下半期『マッサン』の主題歌、中島みゆきの『麦の唄』だった。同ドラマでは玉山鉄二と、シャーロット・ケイト・フォックスが夫婦役を演じた。ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と妻リタをモデルとし、国産ウイスキー造りに情熱を捧げる夫と、それを支える妻がお互いに成長していく姿が描かれた。曲のイントロには、スコッチ・ウイスキーにちなんで、スコットランドの民族楽器であるバグパイプが使われている。

 第4位(8.5%)は、2013年上半期『あまちゃん』のオープニング曲で、大友良英作曲の『あまちゃん オープニングテーマ』。その名の通り、歌ではなく、あまちゃんスペシャル・ビッグバンドの演奏による、インストゥルメンタルだ。ドラマは、能年玲奈が主演。東北の田舎町と東京を舞台に、引きこもりがちな少女が、アイドルとして成長していく姿を描いた作品だった。劇中のセリフ「じぇじぇじぇ」が流行語になるなど、社会現象を巻き起こし、“あまロス”という言葉も生んだ。

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