安藤サクラ
安藤サクラ

 女優・安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK朝の連続テレビ小説まんぷく』が、絶好調だ。10月1日からスタートした同ドラマは、第1話から23.8%という高視聴率を叩き出し、第3週に入っても20%超えを連発している。この好調の最大の要因は彼女の演技力だろう。映画評論家の秋本鉄次氏が話す。「映画では、どこか陰のある女性を演じきることができる個性派女優として、ダントツの存在感を見せてきた彼女。一転、今回は朝ドラヒロインらしい天真爛漫な女性をイキイキと演じ、しっかりと朝ドラの王道を成立させていて、これがまた実に魅力的なんです」

 そんな安藤が女優として開眼したのは、激しいシーンにも体当たりしてきた、数々の映画作品への出演があってこそだといわれる。安藤が初めて脱いだのは、2008年の映画『俺たちに明日はないッス』だった。「高校生男女の恋を綴った切ない青春コメディ。安藤は男親に育てられた女子高生を演じました」(映画ライター)

 14年の『百円の恋』では、自堕落なダメダメな三十路女が、ボクサーとの出会いをきっかけに自身もボクシングに目覚め、次第に肉体とともに心もシェイプされていく姿が描かれており、「10日ほどの短い撮影期間の間に、ポッチャリボディから腹筋の割れたボクサー体型に絞ったことも話題になりました」(芸能記者)

 こちらでも、ほんの数秒ながらセクシーシーンをご開帳してくれている。「新井浩文演じるボクサーと暮らすようになったアパートで……」(前同)

 そして、親友の自殺のショックから立ち直れず、眠りに逃避するヒロインを演じた15年公開の『白河夜船』でも、安藤は当たり前のようにセクシーシーン。

■NHKの歴史を変えるとんでもないシーンが!?

 そんな彼女がヒロインを務める今回の朝ドラに、通常以上の期待をしてしまうのも当然だろう。「台本に書いてあれば迷わず脱ぐという見事な女優魂を彼女は持っている。今後、出産シーンでもあれば、NHKの歴史を変える、とんでもないシーンが拝めるかもしれません」(テレビ美女評論家の八木晶王氏)

 前出の秋本氏も「女優としての普遍性、全方位型の振り幅に改めて感服しています。朝ドラを通じ、新しい時代の“国民的女優”となるのでは」と大絶賛。国民的女優といえば、吉永小百合。後継者の登場を喜びつつ、しばらくは『まんぷく』を楽しませてもらおう。

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