■ディープインパクト、オグリキャップ…武豊豊が語る名馬たち
ディープインパクト 4000分の12勝 主な勝ち鞍:牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、天皇賞(春)「名馬ばかりで、1番、2番と順位づけをすることはできないけど、世界的な評価などすべての意味をひっくるめて代表馬といえば、やっぱりこの馬です」
マーベラスサンデー 4000分の10勝 主な勝ち鞍:宝塚記念、産経大阪杯、京都大賞典「強いけど怪我が多くて。新馬戦からクラスを一歩ずつ、一緒に成長しながら駆け上がっていった馬です。だからこそ、宝塚を勝ったときはうれしかったですね」
スペシャルウィーク 4000分の9勝 主な勝ち鞍:日本ダービー、天皇賞(春・秋)、ジャパンC「僕に初めて“ダービージョッキー”の称号をプレゼントしてくれた馬。直線を向いて、進路が開けた瞬間、“よし、勝った!”と思ったのを覚えています」
メジロマックイーン 4000分の8勝 主な勝ち鞍:天皇賞(春・秋)、宝塚記念、有馬記念「天皇賞父子三代制覇――わかっているよね? 頼んだからね。そんな使命感で始まって。引退時には、寂しさの中に、どこかホッとした気持ちもありました」
キタサンブラック 4000分の7勝主な勝ち鞍:天皇賞(春・秋)、ジャパンカップ、有馬記念「好きなタイプの馬でしたが、強さに関しては正直、半信半疑で。それが、乗るごとにものすごく強くなっていって――後々、思い出に残る馬の一頭です」
スーパークリーク 4000分の7勝 主な勝ち鞍:菊花賞、天皇賞(春・秋)「19歳の僕に、G1を勝つ馬というのはどんな馬なのかを教えてくれたパートナー。これ以降、スーパークリークの背中が、ひとつの基準になりました」
オグリキャップ 4000分の2勝 主な勝ち鞍:有馬記念、安田記念「オグリといえば武豊というイメージがありますが、パートナーを組んだのは2度。勝ったのも2度。数字以上に強いインパクトを残してくれました」
エアグルーヴ 4000分の8勝 主な勝ち鞍:天皇賞(秋)、オークス「“男のシンボルがついていたら、日本ダービーは確実”――伊藤雄二先生が思わず漏らしたというエアグルーヴは、名牝中の名牝、最高に素敵な女の子でした」
シャダイカグラ 4000分の6勝 主な勝ち鞍:桜花賞、ローズS「“世紀の出遅れ”となった桜花賞が、今なお伝説として語られるシャダイカグラですが、そうか……6つも勝っているんですね。ちょっと、驚きました」
ウオッカ 4000分の3勝 主な勝ち鞍:天皇賞(秋)、ヴィクトリアマイル、安田記念「思い出すのは、ダイワスカーレットとの叩き合いになった08年の天皇賞(秋)です。結果は2センチ差での勝利。その間、ジッと息を詰めていたのを思い出します」
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