テレビ朝日
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 東山紀之(52)がキャスターを務める日曜朝の報道番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)が10月で1周年を迎えた。

 同番組は、10月1日の初回放送から低視聴率が続いたことで早々に打ち切り説もささやかれていたが、10月23日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)によると、キャスターに東山を抜擢したテレビ朝日代表取締役会長の早河洋氏の“鶴の一声”で番組の継続が決定したという。

「『週刊女性』は、低視聴率ながらキャスターとして勉強にはげんだヒガシの奮闘の1年を記事にしていた一方で、早河会長とヒガシの間にあるという“4~5年は番組は継続させる”という“密約”についても報じていました。でも、早河会長の“鶴の一声”は『サンデーLIVE!!』だけではないんです。他にもテレ朝の迷走している、“ある番組”も会長の一存で継続が決まったようなんです」(制作会社関係者)

 その番組とは、『陸海空 地球征服するなんて』。

 ナスDこと友寄隆英ディレクターの体当たりVTRで人気を集めた同番組はスペシャル放送を経て、2017年4月からレギュラー化。昨年10月からは放送日を土曜に移して続いていたが、徐々にウリであるはずのナスD企画が放送されなくなっていったのだ。

 9月15日以降は4週連続で、世界各国で現地の人にアンケートをとった「1番有名な日本人は誰?」の企画を放送。出演者はスタッフが取材した海外でのVTRを眺めるのみで、10月20日放送の「トルコで一番有名な日本人は誰?」の企画で、当然のように1位の座を獲得したサッカー日本代表の長友佑都選手のことを紹介していた。

「『陸海空』は、のんきな企画が続いています。これまで人気を集めた“破天荒”企画とのあまりの温度差に、ナスDらのファンからはブーイングが起きているんですが、この秋も“無事”に継続が決まりました。テレビ業界では改編期前になると、大手広告代理店の“番組改編表”というのが出回ります。そこには改編期に終了する番組や、新たに始まる番組が載っているのですが、夏の段階では、この番組改編表に『陸海空』の終了の記載があったので、打ち切りは決定的だという情報が出回ったのです」(前出の制作会社関係者)

 これをもとに多数のメディアが「『陸海空』打ち切り決定」と報じたが、早河会長がひっくり返したのだという。前出の制作会社関係者が続ける。

「早河会長は視聴率を激しく争うライバルの日テレをかなり意識しているそうです。『陸海空』は、世界各国を舞台にした“世界モノ”ですが、日テレには同じ“世界モノ”に『世界の果てまでイッテQ!』があります。ご存知、日曜夜の超人気番組で視聴率は特番にもなると20%超え。バラエティ番組の年間平均視聴率ランキングでも3年連続ナンバー1です。早河会長は“世界モノ”で日テレをギャフンと言わせたい一心で、打ち切りが決定していた『陸海空』を、会長権限で継続させたと言われています」

 日テレが独走状態の「週間視聴率三冠王」だったが、水谷豊(66)主演の『相棒 season17』や米倉涼子(43)主演の『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』などの新ドラマが好調のテレ朝が10月第3週(10月15~21日)の「週間視聴率三冠王」を奪取。“天の声”で継続させた『陸海空』など、バラエティでも日テレに打ち勝ち、早河会長を満足させることはできるのだろうか。

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