■ギャラ増額を要求し始め、『ビートたけしのスポーツ大将』も打ち切り候補に

 これは病気の兆候か。産業医で、「下村労働衛生コンサルタント事務所」代表の下村洋一氏が解説する。「隠れ脳梗塞は無症候性脳梗塞と言って無症状ですが、一過性脳虚血発作(TIA)の場合は、脳内で一時的に血流が悪くなって血栓ができ、一過性脳虚血発作を起こした結果、呂律が回らない、思うように言葉が出てこない、顔面麻痺のように顔が歪んでしまうといった予兆が見られます」

 しかし、あくまで一過性なので症状が収まり、本人に脳梗塞の自覚がなく治療しないこともあるという。「その結果、このTIAを何度も繰り返して、ついに本格的な脳梗塞を起こした典型的パターンが田中角栄元首相です。TIAは、それが脳のどの場所で起きたかで予兆の出方が異なります。記憶などを司る脳の側頭葉だと認知症のような物忘れ、前頭葉だと性格を司る部分なので怒りやすくなるなど性格の変化として表れる場合もあります。たけしさんがもし、こうした症状が出ているなら心配です。一度、精密検査したほうがよいかと思います」(前同)

 また近年、たけしが口にするのは“金のことばかり”だともいわれる。「独立した後、急にギャラの増額を要求し始めたと噂され、『ビートたけしのスポーツ大将』(テレビ朝日系)が打ち切り候補に挙がりました」(テレビ局関係者)

 他のレギュラー番組でも、ギャラの交渉をしているのではとも囁かれている。「たけしさんも70歳を超えていますが、一般的に70歳から75歳になると、判断能力が落ち、妙なことに執着するようになります。また、自分が亡くなった後のことを意識します。過去にヘビースモーカーだったり、不健康な生活を送っている方は、動脈硬化を起こしている可能性もあるでしょう」 こう語るのは、循環器科専門医で心療内科医、医学博士の石蔵文信氏だ。

「ツービート」を結成してから約半世紀にわたって、芸能界に君臨し続けてきたたけしだが、現在71歳。最近は小説の執筆に夢中で、本気で芥川賞を狙い、精力的に作品を発表。愛犬の“ごんぞう”を溺愛し、一緒に散歩する日々だ。「たけしさんのように地位も業績もある人は、本音や弱みを語りにくいもの。50歳を過ぎると人間、下り坂。そこを理解して生きている方もいますが、“俺はまだまだ上り坂なんだ”と思っている方が一番危ない。いきなり倒れるなど命の危険があるんですよ」(石蔵氏)

 第一に健康には気をつけて、“殿”には“生涯現役”で活躍してほしいものだ。

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