滝沢秀明
滝沢秀明

 滝沢秀明(36)が今年限りで芸能界を引退し、ジャニーズ事務所・ジャニー喜多川社長(87)の“後継者”として、裏方に回ることが発表されてから2カ月。

 ジャニーズ事務所は、経営トップの藤島ジュリー景子副社長(52)と、タレントの育成やプロデュースを担当する滝沢との、“タッキー&ジュリー”のツートップ体制に移行しつつあるという。

 そんな事務所の変革を、複雑な思いで眺めている男がいる。それは、長年ジャニー喜多川社長の後継者になると目されていた近藤真彦(54)だ。

「9月にレース場で『週刊文春』の直撃取材を受けた近藤は、滝沢の後継者就任について、“すごくマメで気が利くから、最適なんじゃないかと思う”と賛同するコメントを残していました。ただ、これはあくまでタテマエでしょう。近藤の本心が、違うところにあるのは明白です」(女性誌記者)

 ジャニーズタレントのトップの地位を長らく務めている近藤。その本音は昨年、あるメディアで語られていたのだ。

「昨年12月に発売された『週刊SPA!』のインタビューの中で、ジャニーズ事務所内の役割について質問された際、近藤は“存在としてはジャニーさんの後継かもしれません”と回答しているんです。つまり、少なくても昨年末の段階では、近藤は自らを“ジャニーさんの後継者”だと捉えていたということです」(前同)

 今回、滝沢は、あくまでタレント育成方面の業務のみをジャニー社長から受け継ぐと強調しているが、近藤にしてみれば“後継者”の座が後輩に奪われたことに変わりはないだろう。

「近藤がレース場で直撃されたことが象徴的ですが、今の彼はレースが中心。ジャニーズ事務所の運営や経営について、彼が熱心に動いているという話も聞きません。その点、滝沢は、長くジャニーズJr.の教育係になっていて、人望も厚い。近藤としては、“マメで気が利く”後輩がしゃしゃり出てきて、あげく後継者へのハシゴをはずされ、内心ムカついている……それが正直な気持ちなのかもしれませんよ」(同)

 ただし、近藤が本当に後継者になるには、「ジャニーズイズム」が障害になっていた可能性も大きいという。

「実は、近藤はダンスが不得意。踊れないタレントが、ジャニーさんの後継者として、タレントを育成していくのは無理があります。これまでは、メリー喜多川副社長(91)の強い“推し”があったから、後継者候補として君臨していましたが、もはや潮目は変わった。いかに近藤といえど、今の流れを受け入れるしかないでしょうね」(同)

 ジャニーズにあっても、「年功序列」が通用しない時代になってきたのかもしれない。

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