未来のスター選手の進路を決める運命の舞台、プロ野球ドラフト会議が、10月25日に開かれた。今回、注目が集まったのは、高校生の大型選手の進路。
「今年のドラフトで一番良い結果を残せたのは、間違いなく与田剛新監督(52)率いる中日ドラゴンズ。くじ引きで4球団が競合した大阪桐蔭の根尾昂(18)を引き当てた同監督の強運に、中日ファンは沸いています」(全国紙運動部記者)
根尾の中日入りを受けて名古屋の街は大フィーバー。気の早い竜党は、「ウチの娘を根尾くんの嫁に!」と、早くも“2019年は名古屋の年”と歓喜している。
投手としては150キロの速球、遊撃手としては世代ナンバーワンと称される強肩とフィールディング、打撃でも最強・大阪桐蔭の5番を務めるなど、二刀流どころか三刀流と呼ばれる根尾だが、中日とは浅からぬ縁があった。
「岐阜出身の根尾は幼い頃から中日ファン。小学生時代はドラゴンズジュニアとしてプレーしていたこともあり、根尾と中日には運命的なものを感じますね」(スポーツ紙記者)
プロの世界では遊撃手として勝負していきたいと表明している根尾は、「プロの世界で、超一流になることを目標にしたいです」と抱負を語っているが、
「与田監督は2009年の第2回WBCで優勝した日本代表チームで投手コーチを務めていました。初優勝より難しい連覇がかかった大舞台で、全盛期の松坂大輔やダルビッシュ有、田中将大といった超一流の投手陣がいるブルペンを切り盛りした経験は大きい。一流以上を目指す根尾にとって、最高の指導者と言えますね」(前同)
与田監督は自身の著書『一流力』(双葉社刊)の中で、“名将”たちから教わったことを綴っている。
〈“失敗したら、次にやり直せばいいんだ”これが星野流です〉
〈“人間は生まれもって不公平、不平等である。しかし時間だけは平等にある”『野村の教え』にある一説ですが、私にとって今も大切な教えです〉
また、与田監督は野球解説者時代、熱心な取材で知られていた。
「選手名鑑片手に全選手の名前と顔を覚えるなど、相当な努力をしていた。そうした経験は指導者としても生きるはず」(球界関係者)
超一流を目指す根尾と、誰よりも一流を知る与田監督2人がそろって超一流になる日は近い!
現在発売中の『週刊大衆』11月19日号では、そのほか、原辰徳と“アンチ原”をめぐる「巨人軍の大反乱クーデター」を報じるなど、スポーツ情報を掲載している。