メイウェザーVSパッキャオ、ボクシング夢の再戦が実現3秒前の画像
メイウェザーVSパッキャオ、ボクシング夢の再戦が実現3秒前の画像

 あの世紀の対決がもう一度観られるーー。

 50戦無敗、5階級制覇した王者、フロイド・メイウェザー(41=米国)と6階級制覇を成し遂げた王者、マニー・パッキャオ(39=フィリピン)の再戦が本格的に実現しそうだ。

「両者は2015年5月に対戦し、世界が注目したこの試合ではメイウェザーが判定勝ち。その後、ともに引退したものの現在は、両者とも復帰しています。そして、今年の9月17日、“日本にて世紀の一戦が大決定 亀田3兄弟も会見に参戦!!”という大見出しがついた記者会見の案内状が報道各社に送付されたんです。会見にはメイウェザーも登壇したんですが、パッキャオとの再戦については“今、詰めている”と発言するに留まり、再戦について、実質的にはゼロ回答。“一体、あの会見はなんだったんだ”と、話題になりました」(スポーツ紙記者)

 しかし、ここにきて、再戦プランが大きく進展しているという。

「メイウェザー側は日本企業、パッキャオ側には中国企業がついており、世紀の再戦の実現に向けて、条件面での調整が行われ、ほぼ合意に達しているらしい」(事情通)

 15年の対戦では、ファイトマネーだけでもメイウェザーが216億円、パッキャオも120億円稼いだといわれ、興行収入が約600億円あったと報じられている。天文学的なビッグマッチだけに、注目度の高さと動く金額の大きさはケタ外れ。両者ともに戦う理由はあるようだ。

「フィリピンで、上院議院として活動しているパッキャオは将来の大統領候補として期待される存在で、将来的に南シナ海での覇権を狙う中国政府によるバックアップを受けているともっぱらだ。そんな背景もあって、パッキャオ側についているのは主に中国企業。これらの中国企業はパッキャオを支援するかわりに、再戦で得る興行収入を期待しているから、パッキャオとしても再戦に前向きなようだ。一方、メイウェザーは1試合で100億円を超えるファイトマネーを稼いでいたにもかかわらず、税金を滞納するほどお金に困っている。再戦で得るファイトマネーはノドから手が出るほど欲しいはず」(前同)

 このドリーム再戦、香港、シンガポール、日本で開催される可能性があるという。ふたりの王者だけなく、企業や観客の期待が膨らむビッグマッチの実現はもう間近だ。

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