岡田将生(左)と山崎育三郎
岡田将生(左)と山崎育三郎

 岡田将生(29)の主演ドラマ『昭和元禄落語心中』(NHK)の第3話が10月26日に放送された。

 同ドラマは、2016年と2017年の2期に渡ってアニメ化もされた、雲田はるこ氏による累計200万部超の人気コミックが原作。主人公の落語家・八代目有楽亭八雲の老齢期を描いた第1話では、特殊メイクを施した岡田が、老年の八雲の色気を見事に演じきったことがSNSなどで大きな話題となった。

 そしてこの日放送された第3話では、若き頃の八雲である菊比古(岡田)と、親友の落語家・助六(山崎育三郎/32)との同居生活が描かれ、仲むつまじく暮らす2人の様子にまたもSNSでは絶賛が寄せられていた。

 二つ目の落語家となったことで、師匠の家を出て独立し一緒に暮らし始めた2人。だが、貧乏生活を余儀なくされており、まじめな菊比古は生活費をかせぐために洋食屋で働き、稽古もできずにいた。寄席に出ても、彼の地味で単調な落語にお客の反応もいまいち。対して助六は、居候の身分で家賃も払わず、「芸の肥やし」と毎夜のように遊び歩き、菊比古のバイト先に顔を出しては飯をねだっていた。

 そんな自由奔放に生きる彼の芸風は力強く、アドリブまで利かせる余裕ぶりで客も大爆笑。すっかり人気者になっていた。そんな彼に嫉妬する菊比古だったが、助六が企画した落語家たちによる芝居「鹿芝居」に参加することで、客を魅了する落語のヒントをつかむことになる。

 金も払わずに居候を決めこみ、自由に落語で生きていく助六と、その助六をほぼ養っているという状況の菊比古は、一見不仲になってもいい状況。だが、雪が降った夜は2人で1つの羽織をわけあい、肩を寄せて笑みをうかべつつ、互いに別々の落語に出てくる雪景色噺を語りながら、仲良く歩く。

 第3話では菊比古と芸者の恋人・みよ吉(大政絢・27)とのラブシーンが描かれたが、SNSが沸いたのは菊比古と助六による男夫婦のようなやりとりの数々。助六は「鹿芝居」での菊比古の活躍を自分のことのように喜び、「大成功だ! おまえはすげえよ!」と盛大にハグ。打ち上げで盛大に酔っぱらった助六は、菊比古を“坊”と呼び、菊比古のひざの上に頭を乗せる。ひざ枕のまま助六はおだやかな表情で自分の落語への想いを語りだした。

 こうしたシーンに視聴者も大喜びで、「はぁ~! 菊比古と助六が至高」「おまえすげえよ!のハグに昇天するかと思った」「今日は一段とイチャイチャしてる……すごい」といった反応がネットには多く上がっていた。

 親友以上の蜜な関係を見せてくれた第3話だったが、第4話「破門」では若手の双璧となった菊比古と助六のどちらが先に真打ちとなるかが競われる。2人が友情と愛情、そして落語のすべてに翻弄され苦しんでいく様を見守りつつ、菊比古と助六2人の蜜な姿も期待していきたい。

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