アイドルは、現実とフィクションのあいだを生きている。だからフィクションの世界を演じるにはうってつけの存在だ。昭和の女性アイドルの映画は、小説原作のパターンが多かった。山口百恵は『伊豆の踊子』、松田聖子は前回も触れたが『野菊の墓』と、それぞれ極めつきの文芸映画に主演している。


本日の新着記事を読む