■目や足腰の衰えなど健康不安を実感
「健康」の変化も、歳を取ると増える傾向にある。特にたくさん寄せられたのは、視力と足腰の衰えを訴える声だ。
「老眼で字が見えない」(50歳/男性/茨城県)
「膝が痛い」(52歳/女性/島根県)
「足腰が弱くなり、立っているだけで腰が痛くなる」(56歳/男性/岩手県/金融関係)
「普通に歩いていて、転ぶ回数が増えた」(49歳/男性/東京都)
「立ち上がるときにふらついて転倒しそうになる」(55歳/男性/福岡県/公務員)
「腕が上がらない」(53歳/男性/福岡県/営業・販売)
他にも「風邪をひいたとき、なかなか治らない」(41歳/女性/長崎県/主婦)、「食が細くなった」(58歳/男性/宮城県/営業・販売)や、「コレステロール値が高い。前はこんなことはなかった」(55歳/女性/大阪府/主婦)、「健康診断の結果で、健康から要改善に変わった」(42歳/男性/岐阜県/コンピュータ関連技術職)、「通院先が増えた」(59歳/男性/岐阜県・営業・販売)など、健康に不安を抱えている人は多い。
また、年齢ならではの睡眠に関する悩みも少なくない。
「しっかり寝ないとしんどい」(43歳/女性/愛知県/主婦)
「早い時間に目が覚める」(53歳/女性/北海道/総務・人事・事務)
「眠りが浅い」(43歳/女性/愛知県/主婦)
「夜、トイレに起きるようになった」(43歳/女性/神奈川県/主婦)
「寝起きに疲れが残り始めた」(51歳男性/愛知県/営業・販売)
以上が、ミドル世代たちの年齢を自覚するきっかけだ。身体的なことではなく、「服装や車に昔ほど興味がなくなった」(57歳/男性/岡山県)のように、気持ちの変化を感じて年齢を自覚するという人もいた。
主に自分自身の変化から加齢を実感するというパターンが多かったが、それ以外には、周囲の変化によって自分の年齢を実感するという意見もあった。
「しばらく会っていない友達の子どもが大きくなったのを見たとき」(54歳/女性/北海道/主婦)
「周囲が昔話をするようになった」(50歳/女性/愛知県/主婦)
「孫ができたとき」(51歳/女性/千葉県/主婦)
「仕事上で上司や先輩から叱られることがほとんどなくなった」(46歳/男性/東京都/公務員)
人生100年時代といわれる現在では、今回アンケートに答えてくれた人たちは、まだ人生も半ば。自らの年齢を受け止めつつ、今後の人生をいかに生き生きと暮らしていくか、考える時期にきているのかもしれない。
アンケートサイト「ボイスノート」調べ
http://www.voicenote.jp/