■森進一、細川たかし…100位までズラリ神曲ぞろい!
5位『襟裳岬』(1974年)森進一 フォーク全盛期である70年代中期の作品。作曲は吉田拓郎で、ふだん演歌を聴かないフォーク世代にも人気が高い。当初はB面になりそうだったが、森の意向でA面扱いに。
6位『北の宿から』(1975年)都はるみ 75年末に発売され、徐々に売り上げを伸ばしていき、実に44週かけてオリコン1位に。レコード大賞受賞曲で、都はるみは、この曲で『紅白』出場12回目で初の大トリを務めた。
7位『よこはま・たそがれ』(1971年)五木ひろし 作詞は芸名の名づけ親である山口洋子。拳を握って歌うスタイルは、この曲から。当時はキックボクシングを運営するプロダクションに所属していたことに起因する。
8位『川の流れのように』(1989年)美空ひばり 歌謡界の女王の生前最後のシングル曲。秋元康が手がけた、歌手人生を締めくくるような歌詞の内容もあり、発売半年後に、ひばりが他界すると売り上げが大きくアップした。
9位『喝采』(1972年)ちあきなおみ 発売から3か月で日本レコード大賞を受賞した、ちあきなおみ最大のヒット曲。夫との死別後、表舞台を去ってしまった彼女には根強いファンが多い。
10位『矢切の渡し』(1983年)細川たかし 当初は、ちあきなおみのアルバム曲で、梅沢富美男が舞台で使ったことで注目を集める。細川たかし以外にも、瀬川瑛子、中条きよし、春日八郎、島倉千代子らが歌った。