■天龍源一郎&川田利明戦で死ぬかもしれないと…

RG「そういえば、このコーナーでは以前、レイザーラモンHGも出演しているんだね」

ゆま「はい! HGさんと、奥様の住谷杏奈さんに出てもらいました。あのぉ、つかぬことをお伺いしますが、HGさんとは仲良しなんですか?」

RG「一時期、解散を考えていたほど仲は悪かったんですよ」

ゆま「え? そうなの?」

RG「それをつなぎとめてくれたのが、プロレス」

ゆま「あ~!『ハッスル』ですね」

RG「そうです。あれは2007年だったかな。それ以前からHGと僕は『ハッスル』に、それぞれ出させてもらっていたんだけど、ついにタッグを組むことになったんです。その対戦相手が、天龍源一郎&川田利明だったんです」

ゆま「プロレス音痴の私でも、天龍さんと川田さんは分かります! すごく怖そう(笑)」

RG「戦う前から恐怖しかなかったです。ただでさえ、天龍さんも川田さんも“芸人が何しにきたんだ?”的な感じで、僕たちに敵対心むき出しでしたからね…… ここで死ぬかもしれない、と本気で思っていました」

ゆま「ひえ~」

RG「さらにプロレスですから、お客さんを盛り上げるようなエンターテイメントも必要です。僕たちに、それができるか、というプレッシャーもありました。だから試合を終えて、リングから生きて帰れたときの喜びや、お客さんも盛り上がってくれた安心感に包まれたとき、HGと2人、ボロボロ泣きながら、“良かったなぁ”と抱き合ったんです」

ゆま「男同士で熱く抱き合ったんですね」

RG「そうそう(笑)。あの試合のおかげで、HGとの関係も元に戻って、今に至るワケです」

ゆま「良かったです。実は私もグラビアアイドルをやっていた頃、女子プロレス? キャットファイトというのかな。一度出たことがあるんですけど、リングの上って独特の雰囲気ですよね」

RG「まさにそう。あれはリングに上がった人にしか分からないよね。四方八方、逃げ場のない場所に追い込まれて、しかも盛り上げないといけない……あのプレッシャーは半端ないよね」

ゆま「ウフフ。思わぬところで共感できましたね。もっと、お話をお伺いしたいんですが、そろそろ時間のようです……」

RG「もう、そんな時間なの? 残念だなぁ。もっと話したかったのに。でも、まあ、5年ぶりだけど、お会いできて本当にうれしかったです。あの頃に比べて、髪の毛も伸びましたね」

ゆま「当時は闘病中でしたからね(笑)。私もお会いできて楽しかったです。今度、細川たかしさんのコンサートにも行こうと思います」

RG「すでに細川師匠に会いたくて仕方ないんでしょう。(自分の別名の)“こぶしたかし”のほうも、よろしくお願いします!」

レイザーラモンRG 1974年6月8日生まれ。レイザーラモンHGとお笑いコンビ『レイザーラモン』を組み、バラエティ番組を中心に活躍している。あるあるネタや歌ネタでブレイクし、演歌歌手・細川たかしから公認を得た細川のモノマネも人気。9月に新著『あるある黙示録』(双葉社)を上梓した。

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