■脳梗塞の前兆? 健康不安説も
一方、本誌既報の通り、殿には健康不安説までささやかれている。言語不明瞭、言葉が出ない、情緒不安定などだ。
「言葉が出ないなど……を何度か繰り返すうち、本格的な脳梗塞を引き起こすこともあり、心配の声が上がっています」(専門医)
だが、当のたけしは相変わらずの猛烈な仕事ぶり。週6本、それぞれ違う曜日にレギュラー番組を抱え、彼を見ない日はないほど。さらに、11月12日にスタートする開局55周年『テレ東ぜんぶ見る大作戦WEEK』内の目玉企画として、たけしの冠番組『いきなり、たけしです。』の放送が決定。来年のNHK大河ドラマ『いだてん』では、“落語の神様”古今亭志ん生に扮し、語り手も務める。
「それだけのハードワークをこなしつつ、たけしは、さらに時間を作って小説の執筆を続けています。後輩芸人の又吉直樹に芥川賞受賞で先を越され、初の恋愛小説『アナログ』を刊行した際には“直木賞を狙ってる!”と、鼻息も荒かったですね」(文芸編集者)
最後に芸能レポーターの川内天子さんが、こう語る。「今のたけしさんの仕事ぶりを見ていると、楽しくてしょうがないように見えますね。たけし軍団の面倒を見ることもなくなり、肩の荷が下り、“これからは、オイラのやりたい我が道を行く”という感じです。だから、小説という新しいことにもチャレンジできるんでしょう。たけしさんに引退という2文字はないんですよ」
一大事を乗り越え、殿が再び、“世界のキタノ”として輝く日が待ち遠しい。