薬物中毒死事件急展開? 紀州のドンファン「離婚届」と「遺産30億円」の謎の画像
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「薬物中毒」による衝撃死から5か月超。迷宮入りも囁かれた難事件に急展開が……。本誌独占情報!

 美女4000人を抱いた男、紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏(享年77)が5月24日に急性の薬物中毒で謎の死を遂げてから早5か月超。迷宮入りも囁かれた怪事件が、ここにきて急展開が見られるという。在阪の全国紙社会部記者は、「薬物捜査班を投入し、和歌山県警の捜査は、いよいよ大詰めを迎えつつあるとも聞こえてきますね」と語る。捜査が佳境に入る中で、本誌がつかんだ独占情報はたして、“真犯人”は誰なのか?

 まずは、野崎氏が和歌山県田辺市にある自宅2階のソファにもたれかかり、亡くなっていたときの衝撃状況を改めて振り返りたい。ドン・ファンに30年仕えた家政婦(67)の独白を掲載した『週刊朝日』(10月26日号)によると、野崎氏が亡くなった当日、家政婦が午後8時頃に野崎氏宅へ戻ると、2月8日に入籍していた若妻Sさん(22)が1階でテレビを見ていたという。家政婦が「社長(野崎氏のこと)は?」と聞くと、「上で寝ている」と若妻が答えたと証言している。

 やがて、2階でドンという大きな音がして、家政婦が「社長が怒っている。早く上に行きなさい」と若妻に伝え、彼女がソファでグッタリしている野崎氏を見つけるのだ。それが午後10時すぎだった。警察関係者が話す。「野崎氏が2階で風呂上がりに一糸まとわぬ姿でテレビを見ることはよくあるそうなので、一糸まとわぬ姿だったのはうなずけます。だが、当日の状況でいくつか気になる点があります」

 まず、死後硬直の状態から見て野崎氏が亡くなったのは、「家政婦が戻る2~3時間前、つまり死亡推定時刻は午後5~6時とみられるんです。つまり、ドンという大きな音の正体もさることながら、死体が事実上、4~5時間放置されていたことになるんです」(前同)

 それから、もう一つ、気になる点があるとされる。「それは、1階であまりテレビを見ることのなかったとされるSさんが、その日は、なぜか1階でテレビを見ていたことだといいますよ」(同)

 いったい、それはなぜか。「Sさんは警察の事情聴取に、野崎氏と結婚後、一度も“シてない”と証言しているといいます。だが、それは実のところ、野崎氏が年齢的なこともあって求めなかったからではなく、野崎氏が何度か迫ったものの、その都度、彼女が拒否していたからだというのが真相だそうなんです」(同)

 警察の調べによると、野崎氏が自宅にいるときには、夫婦でダブルベッドのある2階の寝室でテレビを見ることが多かったとされる。「2階にいると野崎氏に“迫られる”からと、Sさんはよく1階に下り、リビングでスマホのゲームをしていたようです。ただ、その日はゲームの代わりに、なぜかテレビだったということなんです……」(同)

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