長谷川博己
長谷川博己

 現在放送中の朝ドラ『まんぷく』(NHK)が、放送開始以降、高い視聴率を獲得し続けている。ヒロイン福子役の安藤サクラ(32)の好演や、咲役の内田有紀(42)の衰えぬ美貌など、話題も数多い。

 そんな中、意外な人気を見せているのが長谷川博己(41)演じる立花萬平。発明家をなりわいとするまっすぐな性格の男子だが、これが女性視聴者のハートをつかんでいるのだ。

 そもそもドラマ当初の萬平は、機械イジリの好きな理系オタク的なキャラだった。しかし、福子に恋心を抱くと、ただ会いたい一心ですぐさまアプローチ。そのいちずな思いは、福子の母親の反対にあってもけっして揺るがず、そんな萬平の純朴さに女子は胸キュン。

 ネットには「萬平さんが福ちゃん以上にカワイイ」「萬平さんの告白が唐突すぎて笑った」「ヒロインが二人いるみたい」と、恋する萬平さんへの反響が数多く上がっていた。

 その後、萬平と福子は無事にゴールイン。2人の結婚生活がスタートするが、ここから、萬平のキャラクターに変化が見られはじめる。

 呼び方は「さん」づけから「福子」になり、それまで使っていた敬語も、まったく口にしなくなった。かいがいしく世話をしてくれる妻・福子のわきで、どっしりと座っている、いわば“亭主関白”へのキャラ変だ。そして、このキャラ変が「威張ってないのに、威厳がある」と、またも女性に大好評を得たのだ。

 象徴的だったのは、10月23日放送の第20回。夫婦2人で布団で横になり、萬平は“おいで”と福子を抱き寄せ、腕枕。そして「おまえはいい奥さんだ。僕は幸せだよ」とささやく。この甘いシーンに、ネットは大熱狂。「おいでは、鼻血レベル」「萬平さんの言葉、最高の最高」「萬平さんのおいで爆弾」とSNSはいつも以上にざわつき、“おいで砲”なる造語まで登場した。

「戦後編に入って、ますます萬平さんが“家長”っぽくなってきています。ただ、けっして高圧的に妻や家族を従わせる、昔ながらの日本の親父タイプではない。純粋さ、まっすぐさゆえの“亭主関白”で、ちょっと抜けてる面もあって、思わず守ってあげたくなるタイプ。だから福子も支えているはずですし、女性視聴者もキュンとくるのでしょう」(テレビ誌ライター)

 現在の萬平は、多くの従業員とともに塩作りに没頭。起業家としての一面を見せている。今後、“おいで”を超える胸キュンワードは飛び出すのか、注目だ。

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