NMB48本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで！【第16回】

本郷柚巴の小説家への道もゆずらへんで！

【第１６回】 難関！ 三題噺に挑戦編part.2

いつも全力～！　　　
　
元気！（１００％）
笑顔！（１００パー！）
果汁～！！（オーッ！！）
せ～の……１００パー！！！！
小説家への道もゆずらへんで！（フゥー）
ＮＭＢ４８チームＮの１５歳、本郷柚巴です！

　読者の皆様にご協力いただき、ついに始まった三題噺編。今回から、ついに本郷先生の初となる書き物を披露です。三題噺は即興なのですが、習い始めて半年強の成長は見られるはず！ （三題噺については前回の第１５回参照）。

（柚＝本郷柚巴　真＝真代屋秀晃　写真＝佐賀章広）

――改めてお題は３つです。『破壊』『大人』『プレゼント』になります。集中したいと思うので、スタッフは席を外しますね。

柚「はい。頑張ります」

……待つこと、しばし。

柚「できました！」

――お疲れさまでした！

真「普段から手書きですか？」

柚「そうなんですよ」

――本郷先生は、編集者泣かせなんです（笑）。

真「パソコンの授業とかないんですか？」

柚「あ、ないです。タブレットを使った授業はあるんですけど……」

――さらに先行く最先端！　手書きからワープロ、パソコンというふうに今後も変わっていくのかもしれませんね。では、読ませていただきま……長い！　すごい文量ですね！

（ニコニコする本郷さん）

ということで三題噺としては結構な文量ですので、何回かに分けてお届けします！　手書きですので、打ち間違いはご容赦いただけますと幸いです。それでは、本郷さんの初の書き物をお楽しみください！

※※※※※※※※

『反則のオンパレード』　本郷柚巴

初めて感じる朝の景色…。
初めて見るお洒落な花屋さん。あまり車の通らない横断歩道。途中、公園からの緑の匂い。

カンカンカン…。
一人の中学生が踏切で電車が通り過ぎるのを待っている。その横を一匹の猫が歩いている。猫は学生に気付いて立ち止まり、ジッと見つめると、突然逆毛立てて、さっきまでの平穏だった目の色を変える。

フーーーッ！！

彼を警戒していた。そして、その場から固まって動こうとしない。とゆうか、動けない。

バンッ！！！！！

中学生は足を地面に踏み叩いて、猫を一喝した。その音で正気を取り戻したのか、慌てて猫は逃げていく。

「なんか、歓迎されていないみたいだなぁ」
彼は笑いながら呟いた。

――つづく

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