宮川大輔
宮川大輔

 11月18日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で、ヤラセ疑惑が騒動になっている番組内の人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」について、謝罪テロップが流れた。

 番組冒頭、白画面にテロップで「ご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫び申し上げます」「番組制作のあり方を猛省し、『祭り』企画については、当面の間休止致します」といった文章が表示され、1分14秒にわたって女性ナレーターがその謝罪文を読み上げた。

「日テレは責任者の処分を検討するなど、対応に追われているようですが、ヤラセ疑惑の発端となった『祭り』企画の主役・宮川大輔(46)が、“祭り企画を今後やらないなら番組を降板します”と、スタッフに宣言したそうなんです」(放送作家)

『週刊文春』(文劇春秋)のスクープによって騒動になったこのヤラセ疑惑。一部スポーツ紙などでは『文春』報道後、13日に初めての番組収録が行われ、内村が観覧客や視聴者に対して「お騒がせしてすみません」と謝罪したことが伝えられた。

 11月15日には、日本テレビの大久保好男社長が民放連会長の定例会見で「疑念や心配をかけることになり申しわけない」「当面、祭り企画は休止する」と謝罪。また、取材陣から内村が観覧席に謝罪したことも質問が出たが、「出演者には落ち度はない」としたうえで、「非常に恥ずかしい、内村さんに対して非常に申し訳ない。内村さんにも私達がお詫びしなければいけない」と説明した。

 前出の放送作家は話す。

「宮川が“降板”の件を話したのも13日の収録の日のこと。本番前に、チーフプロデューサー以下、番組の幹部数人と宮川で話し合いがもたれたそうです。宮川はその際、プロデューサーらの説明に納得し、“これからも一緒にやっていきましょう”と話したそうです。ですが、その後に、こう続けたそうです。“ただ、祭り企画を今後やらないのなら、僕は番組を降板します”」

『祭り』は『イッテQ!』のトップ人気企画で、これができなくなるとしたら宮川は番組での活躍の場を失うことになる。その状況で、スタジオにいるだけでは彼の立場はないだろう。しかし、それよりも何よりも、宮川は、番組MCの内村光良(54)に迷惑をかけた、と気にしているという。

「『イッテQ!』のメンバー以外にも有吉弘行(44)など、内村さんのおかげでドン底から這い上がったという芸人は多く、若手にも気配りを忘れない彼のことを悪く言う芸人はいません。宮川がここまで出世できたのも内村さんのおかげと言えるでしょうし、彼にもそうした思いは強いでしょう。今回のヤラセ疑惑で内村が謝罪する羽目になり、芸人の間では日テレに対する怒りの声まで上がっていますね。若手思いの内村ですから、宮川が降板するとなると、責任を感じて“自分も”となる可能性も考えられます。日テレの大久保社長が、“当面、祭り企画は休止する”と、“当面”とつけて話したのも、そうした懸念ゆえだと言われています。祭り企画を打ち切ると、『イッテQ!』にとって、最悪な結末が待っているんです」(前同)

 謝罪テロップが流れた18日の番組の平均視聴率は16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。多くの視聴者が楽しみにしている日曜夜の超人気番組。この騒動は『祭り』の中止だけでは収まらないかもしれない。

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