ビートたけし(北野武)
ビートたけし(北野武)

 “無冠の帝王”に目をつけたのは、“世界のキタノ”! ビッグすぎる2人が芸能界に殴り込みをかける!?

 ビートたけし(71)と山根明・日本ボクシング連盟前会長(79)。強烈な2人の珍共演が話題を呼んでいる。「テレビ東京の55周年記念特番でのこと。『いきなり、たけしです』と題して、同局人気番組のパロディ版を、11月12日からの1週間、毎日3分間だけ放送するという試みが行われたんですが、たけしの規格外ぶり、テレ東の攻めの姿勢を絶賛する声が視聴者から相次ぎました」(テレビ誌記者)

 たけしと山根前会長が共演したのが、11月13日放送の『ありえへん∞世界』のパロディ『北野武のありえへん世界の対談』と、翌14日放送の『THEカラオケ★バトル』のパロディ『ビートたけしのTHEカラオケ★バトル 2018年話題の人ご本人SP!』。そもそも、2人が初めて共演したのは、9月に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)だが、当時の様子を、収録に同行した山根前会長の妹でタレントの十文字茜は、こう振り返る。

「たけしさんは収録後、“ホンモノに会ったよ~”と大喜びでいらっしゃいました。それで私、たけしさんにお願いしたんです。“セリフなしで、葉巻くわえてるだけでええから、映画『アウトレイジ』に兄をマフィア役で使ってください”って。すると“あの人出たら、他の俳優が映えないじゃん”て言われました(笑)」

 たけしは初共演でよほど気に入ったのだろう。「テレ東の特番では、自ら山根前会長を対談相手に指名して、再共演を実現させたそうです」(夕刊紙記者)

 当然収録は大盛り上がり。「対談では“バカヤロー”なんて、たけし流のツッコミは皆無で、山根前会長の話に聞き入っていたそう。特に盛り上がったのが漢・山根が“男になった年齢”でした。“13歳”と告白すると、現場は大爆笑でした」(芸能記者)

 だが、これには、さらに続きがあったという。「実は、本当の体験年齢は12歳だったそうなんですが、うっかり13歳と答えてしまったとか」(前同)

 対談収録後は『THEカラオケ★バトル』のパロディを収録。山根前会長はアダモの『雪が降る』を熱唱した。「歌い終えた後、たけしが合格の鐘を鳴らすと、あの強面の山根前会長が“イェイ!!”と大声で満面の笑み。そのギャップだけでもバラエティ的に大合格です。フリートーク中も、ここぞという場で“おおきに!”と大声で締めるなど、一発ギャグを生み出していました」(前出のテレビ誌記者)

 カラオケ番組では、「さすが13歳で失っただけありますね」と、たけしが山根前会長の歌声を絶賛して、放送は終了。しかし、「オンエアを泣く泣くカットされた、爆笑シーンがあったんです」と言うのは前出の芸能記者。

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