■高速道路の開通が周辺エリアにも影響

 さらに、「熊野町~」のような入り組んだ交差点、あるいは、一見するだけでは理解し難い複雑な交差点、視界が悪い交差点は多くある。

 たとえば、茨城県阿見町・阿見住吉交差点、川越市・新宿町(北)交差点、世田谷区・瀬田交差点は構造が複雑。

 横浜市・金港町交差点、京都市・久世橋油小路交差点、神戸市・東川崎交差点は見通しが悪い所だ。

 しかし、交差点そのものの構造だけに原因があるわけではない、と推測される交差点も実はある。三重県尾鷲市・上野町交差点が、その一例だ。

「名古屋や京都、大阪方面から熊野や新宮などへ向かう際、紀勢道という高速道路を使うのが一般的ですが、尾鷲市街をバイパスする部分だけは、まだ開通していないんです(ただし、未開通部分は高速道路ではなく自動車専用道路)。そのため、高速ドライバーは尾鷲市街に用がなくても通らざるをえず、速度感覚がマヒしたままで走行する車両が散見されます。上野町交差点はまさに、その通り道にあります。新矢ノ川橋交差点の北側で、三重県警が速度取締りをやっているのを、よく見かけるんですが……」(同)

 高速道路の開通が、周辺エリアにも影響するということを覚えておきたい。

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