織田裕二
織田裕二

 男性ファッション誌『MEN’S NON-NO』(集英社)で、若者のファッションをリードしてきたイケメンのモデルたち。俳優では阿部寛が『メンノン』出身者として有名だが、阿部以外にも俳優やミュージシャンなど、さまざまな分野に転身して活躍している者は多い。彼らの現在とともにまとめてみた。

 まず、86年5月発売の創刊号で表紙を飾ったのが、俳優の織田裕二だ。代表作となったドラマ『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ系)などで俳優としてのイメージが強いため、同誌でモデルをしていたことを知らない人も多いだろう。18年放送の主演ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)では、同誌の現役モデルで俳優の清原翔と柳俊太郎と共演し、期せずして、織田のモデル時代がクローズアップされることになった。

『メンノン』出身といえば、タレントのIVANも忘れてはならない。今でこそ、“おねえキャラ”で数多くのバラエティ番組に出演しているが、もともとは184.5センチの高身長を生かした同誌の人気モデルで、2004年にはパリコレのモデルに選ばれるなど、世界を股にかけた活躍をしていた。17年5月10日にIVANがモデルで俳優の成田凌とのツーショット写真を自身のSNSに公開し、同誌モデルの先輩後輩の仲であることを明かしたところ、IVANの経歴を知らないファンからは驚きの声が上がっていた。

 自ら売り込んで『メンノン』の初代専属モデルになったのが、globeのマーク・パンサーだ。15歳のとき、同誌編集部が海辺で撮影するという情報を聞きつけたマークは撮影現場に行き、「僕を使ってくださいよ」と編集部に売り込んだという。最初は断られてしまったそうだが、カメラマンの目に留まると、ハーフモデルが少ない時代だったこともあり、7年間にわたり同誌の専属モデルとして活躍することになったのだとか。そんなマークは現在、DJとしてglobeの曲を今風にアレンジし、全国のライブハウスを回っているというが、人気モデルだった過去を知る人は少ないようだ。

 映画監督としても活躍している俳優の斎藤工も、『メンノン』出身の一人だ。高校生の頃から同誌や『POPEYE』(マガジンハウス)などでモデル活動を始め、ファッションショーにも出ていた。2001年に映画『時の香り〜リメンバー・ミー』で俳優デビューすると、その後は数々の話題作に出演。2014年のドラマ『昼顔』(フジテレビ系)では、女優の上戸彩が演じる主婦と不倫する高校教師役を熱演し、一躍人気俳優となった。

 モデルから転身し、各分野で活躍する『メンノン』出身者たち。次はどんな才能が出てくるのか、楽しみだ。

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