■すでに『西郷どん』の前例があり?

 次は、現在放送中の大河ドラマ西郷どん』(同局系)に、ヒントがある。『西郷どん』では第1話から、かつて西郷隆盛を演じたことがある、西田敏行(71)が語りを担当していた。しかし最終章の明治編に入り、衝撃の展開に。なんと西郷隆盛の息子、菊次郎として西田がドラマに登場し、大いに話題になったのだ。“語り=主人公の子ども”が注目されると知ったNHKが、朝ドラでこの新システムを導入してもおかしくないだろう。

 そして最後の理由は、史実に基づいたもの。福子のモデルとなった安藤仁子は、夫である安藤百福との間に、実は女の子ももうけているのだ。そう、これから萬平と福子の間に、確実に女の子は生まれるはずなのだ。そうなればもう、芦田愛菜の登場は確定と言って間違いない。

 以上、3つの理由を挙げてみたが、物語が進むにつれ、芦田愛菜の本編登場への期待はますます高まっている。それほどに、彼女の希望に満ちたナレーションは、素晴らしいのだ。『まんぷく』人気の陰の立役者、芦田愛菜の語りと登場を楽しみに見ていきたい。(朝ドラ批評家・半澤則吉)

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