今年も残りわずかとなり、2019年の新番組情報も徐々に聞こえ始めてきている。そんな中、注目したいのは来年4月期のテレビ東京系の金曜深夜ドラマ『ドラマ24』。
『ドラマ24』といえば、これまで『孤独のグルメ』や『みんな!エスパーだよ!』、『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』などヒットコンテンツを生み出してきた枠。
現在は高畑充希(26)主演の『忘却のサチコ』を放送中のこの枠で、来春、大人気漫画『きのう何食べた?』が実写ドラマ化されるという。
「同作は、これまで滝沢秀明(36)主演でドラマ化された『西洋骨董洋菓子店』や、映画化、ドラマ化された『大奥』などで知られるよしながふみ氏による漫画作品。2007年より『モーニング』(講談社)で月1連載中の料理漫画で、弁護士の筧史朗と、美容師の矢吹賢二の2人が主人公。2人は50代の男性同士のカップルで、これまで男性読者の多かった『モーニング』でゲイカップルの連載がスタートするということで大きな話題を集めました」(漫画雑誌編集者)
物語は、近所づきあいやそれぞれの両親とのつきあいかたなど、ゲイ男性が抱える諸事情を描きながらも、食生活をメインに、ほのぼのとした日常が描かれる。キャッチフレーズは「2LDK男2人暮らし 食費、月3万円也。」ということで、家計に優しい実用的なメニューと複数のおかずを同時進行で効率的に作れるレシピも好評だ。
「今回のドラマ化にあたり、主人公の弁護士・筧役には、なんと大人気俳優の西島秀俊(47)が起用されるようです。そして、お相手の美容師・賢二役には、2007年のNHK大河ドラマ『風林火山』で主役・山本勘助を演じ、2016年の『真田丸』で徳川家康を人間味あふれる男として演じきった内野聖陽(50)がキャスティングされるそうです。それぞれ映画の主演を張れる人気も実力も兼ねる両者。この2人がカップル役を演じるんですから、これは衝撃ですよね! 今回のドラマの制作は松竹が手がけるとのこと。豪華なキャスティングは映画化も視野に入れている可能性が非常に高いですね」(テレビ局関係者)
元・大関の把瑠都(34)がカナダ人のゲイ男性を演じたドラマ『弟の夫』(NHKBS)や、田中圭(34)と吉田鋼太郎(59)、林遣都(27)が三角関係を演じたドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)などLGBTをテーマとした作品はここ最近では珍しくなくなってきた。『きのう何食べた?』がどのような描かれ方をするか、超実力派の西島と内野の2人が、どんなカップルを演じるか、期待したい。