■大御所、島本慶が語る「銭湯あるある」

 平成歌謡バンド『ペーソス』のボーカルとしてライブ活動のかたわら、本誌連載「おとなの居酒屋」では独特のホノボノ文体で居酒屋を紹介する島本慶氏もまた、銭湯の達人である。公衆浴場に関する著作も多く、ほぼ毎日、さまざまな地域の銭湯に行くという。そんな島本氏ならではの「銭湯」あるあるを紹介する。

●サウナや露天で寝て迷惑がられる人「実際に眠っちゃうと、そのまま本当の永遠の眠りについちゃうこともありますからね」

●ハイパワージェット独占する人「かなり長く独占する人がいますけど、お互い譲り合いが大切ですから」

●冷たい水を周りに散らす人「いるんですよ、こういう人がたまに。周りのこと考えない人」

●使った椅子と桶を片づけない人「そこにまだいるのかと思っちゃうわけですよ。そんなに混んでないのに、幽霊でもいるのかなんてね」

●シャンプーやリンスを入れている誰かのカゴを間違って使う人「たまにいます。初めての銭湯体験かもしれません。つい銭湯のサービスだと勘違いしちゃってね」

●飲んで入るお爺ちゃん「そうなんですよ。飲んでグダグダになってる後期高齢者の方がたまにいますが、危険ですよ」

●外国人のお兄ちゃんが来て、ついチェックすると、思いのほか立派だったこと「若いのに立派な人がいます。まさに国際派、自分のはローカル派」

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