貴闘力、暴行の貴ノ岩には「重しが必要」貴乃花の言葉を明かすの画像
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 12月6日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に、元関脇の貴闘力(51)が出演。千賀ノ浦部屋の貴ノ岩(28)が起こした暴行問題について、言及した。

 この日の番組では、昨年、元日馬富士から暴行被害を受けた貴ノ岩が、12月4日、冬巡業先のホテルの部屋で付け人(24歳の弟弟子)に対し、平手やこぶしで4、5回殴るなど暴行を加えていたニュースをピックアップ。概要が説明された後、スタジオに貴闘力が生出演した。

 まずMCの加藤浩次(49)が、かつて暴力被害を受けた貴ノ岩が、自ら付け人に暴力を振るったことが信じられないとコメント。続けて貴闘力に見解を求めると、貴闘力は相撲協会の中でも一番やってはいけない人間とし、暴力を振るったことについて、「自分らにはちょっと理解できない」と、納得のいかない表情を見せた。また、貴ノ岩の性格について聞かれると、かつての親方である元貴乃花親方は「ある程度、厳しい人間が上にいて、上に重しがないとそういうことやったりするから、常に気をつけて教育はしていた、という話はしていました」と、元貴乃花親方も気をつけていたようだと語った。

 その後、貴闘力は後輩の貴景勝(22)が11月場所で優勝したため、むしゃくしゃした気持ちがあったのかもしれないと、貴ノ岩の心理を推察。本来は喜ばなければいけないことと批判すると、「今回の場合は付け人制度、これしかないでしょうね」と、暴力の背景に相撲界独特の付け人制度があるのではないかと言いだした。

 加藤浩次が説明を求めると、関取は付け人に対し、「“付け人さしてやってんだ。俺の付け人で、俺の言うことはなんでも聞け”みたいな、昔からそういうかたちが残っているから、こういうふうなかたちになるんだと」と、関取が付け人に対して持つ、特権的な意識が暴力行為を生む可能性があると回答。加藤からそれを防ぐ方法を聞かれると、「ありがとうっていう感謝の気持ちでいれば、こういう“なんでできねぇんだ!”って言って殴ったりすることはない」と答え、親方や関係者が付け人への感謝の気持ちをしつこく教えていくことが大切だと説明していた。

 12月7日、貴ノ岩が引退の意向を固めたとの報道があった。貴ノ岩に関して上に重しが必要とその性格を分析していた貴乃花は、日刊スポーツの取材に対し「言語道断」と、無念さを感じさせるコメントをしていた。暴力根絶を訴えていた貴乃花にとって、元弟子に対し、やるせない思いがあったのだろう。

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