タモリ
タモリ

タモリさんが、“どうすんの、今度から?”と投げかけたシーンは、カメラが回っているのを忘れて本音が出た場面だと思います」

 テレビ朝日関係者がこう話すのは、『タモリ倶楽部』(テレ日朝日系)の人気コーナー「空耳アワー」でのこと。11月16日放送回で、「空耳アワー」で長年お世話になってきたレンタルCDショップ『ジャニス』が閉店することが明かされたのだ。

 このコーナーでは世界中の音源が必要となるが、その入手方法は容易ではなく、この店におんぶに抱っこ。つまり、同店の閉店はコーナー存続に関わるのだが、

「長寿番組『笑点』(日本テレビ系)には及びませんが、『タモリ倶楽部』も放送から36年。番組の“高齢化”が進んだ結果ともいえますね」(前同)

 確かに、タモリは73歳、空耳アワーに共に出演する安斎肇は64歳、ナレーションの武田広は69歳と、出演者たちも、“定年超え”の年齢だ。

「スタッフは、待ち時間をなるべく少なくしたり、温度調節に気を遣ったり、飲み物や軽食も他の番組と違うものにするなど注意しているという話を聞いたことがあります。大げさに言えば、スタッフは“老人ホーム”に似た感覚で番組を制作しているわけです」(同)

 通常、このような状況となれば打ち切り必至だが、そこはタモリ。

「『タモリ倶楽部』と『笑っていいとも!』は同じタイミングでスタート。というのも、お昼の『いいとも』でタモリさんのシュールさやオリジナリティがなくならないようにとの事務所の配慮があったからなんです。タモリさんがヤル気を見せているのは、この番組が何よりも“自分らしくいられる場所”だからですよ」(芸能プロ関係者)

 だからこそ、この番組を続けることが、彼の健康術にもつながっている。

「タモリさんは毎日のジョギングのほか、“お湯シャンプー”など独自の健康法を持っていますが、何より、自分らしさと無理をしないことを第一にしています。かねてから、“好きな言葉は適当”と発言していますが、『タモリ倶楽部』のナチュラルさは、もはや健康法そのものです」(前同)

 脱力感をキープして、生涯現役。過労死、ブラックとは無縁なタモリと『タモリ倶楽部』がニッポンを救うか!? 現在発売中の『週刊大衆』12月24日号ではその他に芸能情報を掲載。女優の綾瀬はるか(33)がプライベートで“黒色”の服しか着ないワケなどについて、詳しく報じている。

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