久保田かずのぶ(とろサーモン)
久保田かずのぶ(とろサーモン)

 12月2日放送の『M-1グランプリ2018』(テレビ朝日系)で審査員を務めた上沼恵美子(63)に対し、お笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶ(39)と、決勝で漫才を披露した「スーパーマラドーナ」の武智(40)が暴言を吐いたことで、騒動が巻き起こっている。

 騒動の発端は『M-1』放送終了後の久保田と武智によるインスタライブでの生配信。『M-1グランプリ2017』チャンピオンである久保田は酔った口調で「自分の感情だけで審査せんとってください」「1点で人の一生変わるんで」「おまえだよ、右側のな。クソが」と、名指しこそしないものの、審査員席の向かって一番右側に座っていた上沼の審査を批判。武智も「右のオバハンや、右のオバハンにはうんざりッスよ」「更年期障害かって思いますよね」と続けた。

 2人は12月4日にツイッターを更新。久保田は「この度は私の不徳の致すところで、上沼恵美子さまに失礼極まりない発言をしてしまい申し訳ございません」「今後はこのようなことが二度とないよう深く反省し、お詫び申し上げます」と謝罪。武智も「昨日の醜態について、上沼恵美子さん、M-1関係者の方々、すべての人にお詫びしたいです」と反省の弁を述べた。

■久保田&武智の暴言に先輩芸人の反応は

 関西お笑い界の重鎮・上沼恵美子への暴言に、彼らの先輩・同期芸人たちは苦言を呈したり、関係各所への謝罪に追われているようだ。

 上沼と同様、『M-1』の審査員を務めたオール巨人(67)は12月5日に「なんかバタバタしてまして……」というタイトルで自身のブログを更新。「年に一度の皆さん楽しみの、楽しまれた折角のM-1なのに、つまらん本当に情けない」「僕として、触れない訳にはいかないので、……ですが、ここでどうのこうの、書けないし書きませんが、しっかりした大人に成れって伝えました!」と、久保田と武智に対してメッセージを送っている。

『M-1』で司会を務めた今田耕司(52)は、12月5日に都内で行われた「Yahoo!検索大賞2018」に登場し、「うちの後輩がすみません。僕が怒っときますから」と事務所の先輩として謝罪。審査員の引退を表明している上沼には「来年も審査員をつづけていただきたい」と述べた。

■同期芸人・南キャン山里も叱責

 久保田と武智の同期芸人、南海キャンディーズ山里亮太(41)は12月5日深夜放送のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、2日の『M-1』を振り返りつつ、「夜中に変な配信があったね。俺が審査員だったら0点つける。久保田、武智、SNS講習で習ったろ? “飲んだらやるな、やるなら飲むな”って」と騒動に触れ、「何やってんだよ!」と2人を叱責。「俺、SNSでスゴいミスしたことあるんだから。SNSってのは本当に飲んでやっちゃダメ」と自身の失敗を踏まえながら語った。

 今年の審査員を辞退したと伝えられている博多華丸・大吉博多大吉(47)は、12月5日放送のラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)で、「バカ後輩らがやらかした」と、久保田と武智の暴言騒動に触れ、「あの2人は、僕史上最大級の雷を落としますよ。ひき肉どころじゃ済まないですよ。こねて、炒めて、火を通して……あの野郎。本当にもう、お任せください。こてんぱんにしてやります!」と叱責した。

 ケンドーコバヤシ(46)も12月5日放送のラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ)で、「(M-1に)すっげぇ泥塗った!」と怒りをあらわに。その後、ゲストのAKB48の峯岸みなみ(26)から、“どうすれば新規ファンを獲得できるか”アドバイスを求められ、「居酒屋で悪口めちゃくちゃ言うの配信するとか」と、騒動をネタにして笑いを誘った。

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