年末大掃除って、ホントに今やるべき? 家事にも“働き方改革”をの画像
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 毎年大みそかには、きまって大掃除をするという方も多いですよね。年の瀬に家族総出でドラッグストアに出かけ、洗剤や掃除道具を大量買いしている光景をよく見かけるものです。

 でも、ちょっと待って! 大掃除を家中まとめて年末にやる常識自体を疑ってみると、年末年始のお休みが一気にラクになるんです。主な大掃除ポイントを他の季節に分散することで、家事も働き方改革しちゃいましょう!

■その1.お風呂掃除は春まで待とう

 冬に浴室の大掃除するのはおススメできません! どんなに工夫をしても、冷えを防止するのはなかなか難しく、大掃除どころか、浴室にいるだけで体力も精神力も奪われてしまいます。

 また、冬は外気温が低いことで結露しやすく、梅雨におとらずカビが発生しやすい季節。大掃除をしてもすぐに汚れて、翌月にはうんざりした気持ちになってしまうでしょう。そんなときは無理をせずに、燻蒸タイプの防カビ剤を使うなどして乗り切り、暖かくなってから徹底的に掃除しましょう。

■その2.台所は夏! 油汚れをカンタンに撃退

 夏は台所をやっつけましょう。コンロや換気扇の油汚れは、温度で軟らかくなる暑い季節が格段に落としやすいです。シンクや蛇口などの掃除ではなにかと水が必要ですが、夏なら水の冷たさも平気。水遊び気分でとりくむことができます。

 水回りの掃除には、重曹やセスキ炭酸ソーダが大活躍! スプレーボトルに500mlの水を入れて、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯溶かし、汚れている部分にスプレーするだけと簡単です。汚れの程度に合わせて濃度は調整するようにしてください。みるみる汚れが落ちていくのは快感ですよ!

■その3.雨風から守ってくれた窓は秋にリフレッシュ

 ゲリラ豪雨や台風が過ぎて紅葉の季節になったら窓掃除の季節。とにかく雨風で汚れているはずですから、秋晴れの日差しを浴びながらキレイにしましょう。冬に水のおつりを浴びながらつらい思いをするより前に済ませてしまうのです。

 窓掃除は分かりやすくキレイになるガラス用のスクレイパーを使うのがおススメ。プロっぽく掃除をしていると遊び感覚であっという間に全部の窓の掃除が済んでしまいます。

■その4.じゃあ冬は何もしなくていいの?

 冬におススメなのは、本棚や仕事机など、書類に関わる場所の掃除がおススメです。空調が効いている室内でできるので体力的にはラクだし、税金やローンの整理など、お金や暮らしにまつわることは春までにやっつけておくと気持ち的にも軽くなります。しまいっぱなしの領収書などの書類の整理や探し物を見つけるには今が絶好のチャンスです。

 また、撮った写真や手紙を整理することで、思い出話に華が咲くことも。休み明けから元気に働く助けにもなり、メリットがいっぱいです。

■その5.日々の掃除で大掃除の必要性をなくそう!

 ふだん生活している玄関やリビングなどのスペースは、大掃除でやるからと先延ばしにせず、その都度やっつけてしまうのがいいでしょう。時短家電の代表格、ロボット掃除機は一家に一台の時代となりつつあります。ひとの出入りが多い場所は、このような時短家電を賢く利用して、毎日クリーンでいることが大切です。

 リビングなど多くの時間を過ごすメインエリアだけでも普段からこまめに掃除をしておけば、急な来客でも慌てずに済みます。

 いかがでしたか? このように、ポイントさえ押さえておけば、なにも年末の一番忙しい時期に全部の箇所を大掃除する必要などないのです。なんとなくの常識にとらわれずに本質を見直せば、時間に余裕が生まれます。一年を締めくくる今こそ、家族団らんや仲間との忘年会など、楽しいことに時間を割きたいものですね。

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