1分で実践「腰痛ムービング撃退法」国民的苦痛をカンタン解消!の画像
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 寒い季節に急増する腰の痛み。日本人の半数以上が悩む疾患だが、日々の生活を少し見直すだけで劇的に改善するという。

 寝返りするのもつらいぎっくり腰や、重いものを持つと腰に鈍い痛みがする――。腰に不安を抱えている読者諸兄も多いかと思う。今年6月、厚生労働省が発表した『国民生活基礎調査』によると、男性が自覚している体の不調や痛みは腰痛が最も多いという。特に寒さが厳しくなる冬は腰の不調を訴える人が増える。腰痛治療に詳しい『高円寺整形外科』の大村文敏院長が解説する。「冬場に腰痛が出やすいのは、寒くて血行が悪くなることが大きいんです。筋肉に溜まった乳酸などの疲労物質がスムーズに流れないで蓄積。こうした酸性の疲労物質が筋肉周辺の神経を刺激して痛みになります」

 また、寒さで筋肉が固まった状態で急に体を動かすと、筋肉や筋膜に亀裂や損傷が生じやすくなる。「この傷が激痛となり、いわゆる、ぎっくり腰になるんです」(大村院長)

 つまり、冬の腰痛を逃れる第一の方法は、腰や体を冷やさないことだろう。「寒いときはやせ我慢をせず、腰に使い捨てカイロを貼る。体の冷えは足首、首筋からくるといわれます。厚手の靴下を履き、首の後側にも使い捨てカイロを貼るなどしたいですね」(ヘルス雑誌編集者)

 風呂もシャワーだけではなく、しっかり湯船に浸かることが大切だ。「38度くらいの温めのお湯に20分ぐらい浸かり、体を逆反りしたり、手や腰を動かすと、腰痛予防に効果的です」(大村院長)

 体を温めるもう一つの方法は、“温かい食べ物”をとること。野菜もトマトやキュウリなどの夏野菜より、大根やニンジンなどの冬野菜のほうが体を温め、サラダよりおひたしなど火を通したほうがいい。さらに1分もかからない工夫で腰痛の予防ができるという。「朝出掛けるとき、レモンと蜂蜜にショウガを加えたホットレモンティを飲むと、体の芯から温まり、腰痛予防になります」(前同)

 普段のちょっとした動作にも気をつけたい。たとえば、物を拾うとき。膝立ち高腰で拾うと腰に負担がかかる。膝を曲げ、腰を立てた姿勢で拾う癖をつけるのが大事だという。「ママさんバレーの奥さんで、寒い体育館で体育座りして、立ったとたんに、ぎっくり腰になった方がいました、腰を痛めるのは、腰が丸くなった姿勢から、いきなり伸ばすときに多いんです」(同)

 寒いところで腰が長時間丸まった状態でいたときは、すぐ立たず、座ったまま腰に手を置き、反らしたり回すなど、ムービングしてウォーミングアップしたい。

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