■営業時間の長短、水商売の女性が多い店に注目

 また、営業時間の長短に注目して、立ち回ってみても面白い。「師走は何かと忙しく、開店からぶっ通しで遊技できることは少ないため、良台が“空き台”になることも多い。この傾向は営業時間の長い地域ほど顕著になります。宮城県などは開店時間が8時で閉店時間が24時。夜の19時からでも5時間は打てるから、良台を探しやすい」(パチプロ)

 ちなみに営業時間の長い県は、8時30分〜23時の青森県、9時〜24時の三重県、9時〜23時30分の愛媛県、9時〜23時45分の沖縄県ということを覚えておきたい。

 それと、水商売の女性などが出向く店は、それだけで狙い目だという。「彼女たちは、あまり台について難しいことは調べずに打ちます。特に外国人の女の子は、パチンコやパチスロのことなんか全然勉強しないため、ムダ玉は打つし、コインは取りこぼす。それでもお構いなしに毎日通ってくれるので、店の売り上げノルマが容易に達成できるんです。さらに胸元や太ももがチラ見えする服で来るから、店が華やかになり、客が客を呼ぶ状態にしてくれます。そんな常連には店も情けをかけて、全体的に甘く調整していますね」(浜田氏)

 逆に、同じ水商売でも、ホストが出入りするエリアは警戒が必要。「彼らは平然として見せることが美学なため、どんなに負けても顔色一つ変えない。こうした客は、激サブ台で迎えるのが店の定石ですね」(浜田氏)

■イメージタレントを擁立したチェーンは鉄板

 そして、鉄板なのが新規にイメージタレントを擁立したチェーンだ。さるホールコンサルタント関係者が解説する。

「12月からイメージタレントを一新したり、新規で登用するのはよくあることです。そうした場合、そのタレント自身の沽券に関わるため、擁立後は、最低でも告知から1か月は、ほぼ確実に“盛った営業”になります」

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