内村光良(ウッチャンナンチャン)
内村光良(ウッチャンナンチャン)

 日本テレビを揺るがした国民的番組の騒動から1か月。その余波はいまだに続いているようだ。

 事の発端は、11月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)だった。大人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で、世界中の珍しいお祭りに“お祭り男”の宮川大輔(46)が参加する人気企画、「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」がヤラセだと報道された。

 記事によれば、5月20日放送の「橋祭りinラオス」が、実際には存在しない祭りで、番組側が収録のために作り上げたという“ヤラセ疑惑”を伝えている。この報道を受け、11月15日には、日本テレビの大久保好男社長が謝罪。

 さらに11月18日放送の『イッテQ!』で、番組は「祭り」企画のヤラセ騒動に関し「当番組の“祭り”企画をめぐり、視聴者のみなさまに疑念を抱かせ、ご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫び申し上げます」と、テロップで謝罪の意を伝えた。

 11月15日発売の『女性セブン』(小学館)でも、過去に放送された16の「祭り企画」を徹底検証しており、うち11の祭りの存在が確認できなかったと報じているが、

「日テレが社内で徹底調査を行ったところ、『女性セブン』が報じた以上の“良くない結果”が出たようです。『イッテQ!』の“ヤラセ疑惑”は、極めて“黒に近いグレー”という感じのようですよ」(在京テレビ局関係者)

 さらにこう続ける。

「また、日テレは祭り企画に関してはあくまでも“現地からの提案を受けて”というように見解を出していますが、すべてがそうとはけして言い切れない状況のようで。この事実が絶対外に漏れないよう、厳しい箝口令が敷かれているみたいです。関係者は、“このまま騒動が沈静化するのを待つしかない”と戦々恐々。だから『イッテQ!』スタッフには、飲み会禁止令も出ているそうです。酔った勢いでの愚痴からヤラセが発覚したり、情報漏えいすることを恐れているのでしょう。さらに、『イッテQ!』スタッフと『文春』につながりがあって、そこから情報が流出したのではないかと、犯人探しも行われているといわれています」(前出の在京テレビ局関係者)

 “ヤラセ疑惑”報道から1か月たった今も、事態が完全に沈静化したとはいえない。今後『イッテQ!』は、どんな番組作りをしていくのだろうか。視聴者の注目が集まっている。

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