2018年の連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)は急展開の連発で、朝ドラらしからぬ驚きの演出が話題になった。「もしかして朝ドラに革命を起こしたんじゃないかと思いました」と脚本家の北川悦吏子氏が胸を張るように、“革命的”な演出も多かったのだが、ファンはどのぐらい覚えているだろうか? 今回はそんな『半分、青い。』の驚きの演出手法を、クイズにしてみた。驚きの答えは記事の最後に!
■【問1】
7月4日の放送は、ヒロインの鈴愛(永野芽郁)が漫画家をやめるという、ドラマにとって大事な回だった。当時、番組のホームページに掲載されて話題になったものとは? ヒントは「ドラマが現実になった!?」
■【問2】
7月28日の放送で、鈴愛は出産のため実家のある岐阜に戻る。幼なじみのブッチャー(矢本悠馬)や菜生(奈緒)と再会し、久しく会っていなかった律(佐藤健)の情報を聞く。これでその後の鈴愛と律の関係は大きく変わっていったのだが、それはどんな内容だった?
■【問3】
8月7日の放送では、涼次(間宮祥太朗)と離婚して岐阜に戻った鈴愛が、律に「律を支えたい!」と告白した。離婚直後の驚きの展開に、視聴者から「急展開すぎる」とツッコミが続出だったが、脚本家の北川悦吏子氏はツイッターでなんと反論していたか?
■【問1】の答えは、「漫画」。ヒロイン鈴愛のデビュー作『一瞬に咲け』だけでなくユーコ(清野菜名)やボクテ(志尊淳)の作品も掲載され、話題になった。さらに『一瞬に咲け』はなんと漫画雑誌に掲載されるという、革新的なメディアミックスが行われた。詳しくはコチラ。https://taishu.jp/articles/-/60176
■【問2】の答えは、律の夫婦仲がうまくいっていないこと。律は鈴愛の運命の人のはずなのに、鈴愛の知らない人と結婚。その後、夫婦仲も良くないと風の便りで聞くという、朝ドラらしからぬリアルな展開に。鈴愛の電撃婚や電撃離婚も妙にリアルで、これまでの朝ドラの恋愛描写とは一線を画すものだった! 詳しくはコチラ。https://taishu.jp/articles/-/60486
■【問3】の答えは、「急展開、ではなく、スライスオブライフなのですよ」。スライスオブライフ、つまり「人生の一コマ」を描こうとする手法は2時間ドラマなどで用いられる手法だそう。しかし北川氏は1話15分という朝ドラに、この概念を持ち込んだのだ。詳しくはコチラ。https://taishu.jp/articles/-/60640
コテコテの朝ドラではなかったけれど、半年間、存分に楽しめた『半分、青い。』。革命的ともいえる演出には賛否両論があったけれど、このドラマのオリジナリティを間違いなく高めていたともいえる。
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