■後藤久美子、牧瀬里穂…寅さんの甥・満男のマドンナたち

『男はつらいよ』シリーズは、還暦を過ぎた渥美清の負担を減らすために、第42作『〜ぼくの伯父さん』(89年)から、さくらと博(前田吟)の息子・満男(吉岡秀隆)を、もう一人の主人公に据えるようになった。

 同作のマドンナは、史上最年少(当時15歳)の後藤久美子(44)だが、彼女が演じた及川泉は、満男が恋する相手であった。以後、ゴクミは第43作『〜寅次郎の休日』(90年)、第44作『〜寅次郎の告白』(91年)、第45作『〜寅次郎の青春』(92年)にマドンナ待遇で連続出演した。

 他に、満男の相手役として、第46作には城山美佳子(49)という元アイドルが、第47作には当時人気絶頂の牧瀬里穂(46)が登場する。

 一方でゴクミマドンナ作品には、寅さんの恋のお相手も用意されている。第42作には、泉の叔母役で知的な檀ふみ(64)、第43作には母親役で色っぽい夏木マリ(66)が出演。

 また、第44作での料亭の女将役の吉田日出子(74)、第45作で理髪店店主を演じた風吹ジュン(66)は、ポスターでも扱いが大きい準マドンナ格の扱いだった。

 なお、後藤久美子は、母親役の夏木マリとともに新作への出演が決定。22年ぶりの女優復帰となる。

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