小倉優香
小倉優香

 全国のファンの皆様、タイヘンです! 我らが“ぐらちゃん”が、なんと犯罪に巻き込まれちゃったっていうじゃないですか。その真相を、根掘り葉掘り聞き出してきましたゾ。

――12月15日公開の映画『レッド・ブレイド』では初主演、初アクションと初めて尽くしだったそうですが、撮影はいかがでしたか?

小倉 初主演と聞いたときはうれしかったですけど、“私にできるかな”“大変だな”っていう不安やプレッシャーはなかったですね。

――おおっ、メンタルが強いですね。物語は小倉さんが演じる女子高生のマコが、伊賀の忍者の世界にタイムスリップして“くノ一”になって巨悪と戦うというもの。忍術や殺陣が見どころの一つとなっています。

小倉 アクションも初挑戦だったんですが、練習の初日に全然ダメだっていうのが分かりまして(笑)。

――ええっ!? 出演された今年の7月期のドラマ『チア☆ダン』(TBS系)では、チアダンスの演技が話題になりましたよね。学生時代にもチアダンスをされていたから、アクションはお手のものかと思っていました。

小倉 私もちょっと自信はあったんですが(笑)。動きとか、使う筋肉が全然違うんですよ。すごいドヤ顔でアクション練習してたら、演技指導をしていただいた総合演出の坂口(拓)さんに「メチャ下手くそじゃん」って言われちゃいました(苦笑)。

――アハハ。

小倉 でも、練習でアクションがうまくできて、坂口さんが「いいじゃん」って褒めてくださったときは本当にうれしかったですね。

――そうですよね。ところで、具体的にはどんな練習をされたんですか?

小倉 基本のキックとか後転しながらの技とかです。けっこう「あっ、できそう!」って思えた動きは多かったんですけど、実際に動いてみると、なかなかうまくできませんでした。なので、撮影に入る前に特訓みたいな形で2週間ほぼ毎日3時間は練習しました。撮影中も引き続き練習していましたね。

――それは大変でしたね。一番苦労したアクションは何でしたか?

小倉 そうですね。たとえば、キックの練習でキックだけならできるんですけど、そこに他の殺陣の動きが入ってくることがあるんですね。ここで右手を出して、次は敵の攻撃をかわして蹴って……というような。

――ダンスみたいな動きですね。

小倉 その一連の長いアクションを覚えるというのが大変でした。

――なるほど。今回は小道具を使う殺陣にも挑戦されましたね。

小倉 個人的にはロープをヌンチャクみたいに使う技が一番得意でしたね。坂口さんにも褒められたし。鎌を持っての殺陣とか物を使う系のアクションはわりとできたんですけど、たとえばダッシュやキックとか転がるというのが、できなかったというか苦手でした。

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