平成はプロデューサーの時代である、というのはよく言われる話だ。確かにつんく♂や秋元康など、特にアイドル好きではなくとも世間に知られているプロデューサーは少なくない。昭和にも同様のプロデューサーがいなかったわけではない。代表的なのは、作詞家の阿久悠だろう。現在のアイドル文化の原点とも言える日本テレビのオーディション番組『スター誕生!』。そもそもこの番組を企画したのが放送作家でもあった阿久悠であり、阿久はこの番組が輩出したアイドルの歌う曲の作詞だけでなく、アイドルとしてのトータルなコンセプトを考え、イメージ戦略を立てもした。その最大の成功例が、ピンク・レディーである。


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